ブレストの乱暴者 (河出文庫 シ 3-1)

  • 河出書房新社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309462240

感想・レビュー・書評

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  • なんか乗らなかった。

  • ブレストという港町で起こる、主人公の水兵と、彼の周囲のひとたちの殺人の物語。美しい水兵というのでなんとなく「Pierre et Gilles」の写真とかイメージしちゃって、瞳にキラキラ星とか入ってそうな幻想いだきそうになったんですが、まあ、モノホンのゲイの世界というのは、当然そんなもんではないので(苦笑)いかにもジュネの好みらしい、毛深くてマッチョな水兵さんや、刑事さんや、浮浪少年らが入り乱れて、ギリシャ神話なみに錯綜した人間関係を構成してゆきます。あらすじうんぬんより、やっぱジュネの作品って哲学的ですよね。泥棒哲学。同性愛哲学。

  • [ 内容 ]
    霧のたちこめる港町ブレストで非情の殺人を犯す水夫クレル。
    その瓜二つの弟ロベールと、彼ら二人を愛する淫売屋のおかみリジアーヌを巻き込み、展開されてゆく「分身」たちの輪舞。
    そこでは、愛と裏切りが奇蹟的な融合を遂げる!
    魔術的とも評される言葉の圧倒的な力で、サルトルやデリダを驚愕させたジュネの代表作、渋沢龍彦の名訳で待望の文庫化。

    [ 目次 ]


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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • エディプス・コンプレックスを正確に描き出している。
    私に似たところがある。
    父親のいない人間は、他の女を愛することを禁ずる。なぜならそれは母親を裏切る事になるからだ。

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