- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309462790
感想・レビュー・書評
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久しぶりにどっぷりはまり込んで読んだ。ニューヨークに行ったこともなければヘロインがどんなものなのかも知らない(当然)のに、というよりも私はジムが息子でもおかしくないような年齢だというのに。ヘロインのために犯罪に手を染め、男娼も厭わないような生活を送っていても、まるで損なわれることのない魂の美しさみたいなものがものすごく眩しくて、その対比がとても切ない。
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身近で等身大のものを好きだと言うジムが好き。しょうもない奴らだけど好きさって。すごく面白かった。
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僕が好きなパンクバンドの歌詞の一部にジムキャロルの詩が引用されていると言う話を聞いて興味を持ち読みました。
ジムキャロルの少年時代の荒んだ生活が日記に書かれた内容だった。
13歳からヘロインに手を出し手当たり次第に出会った女とセックスをしたりとかなりぶっ飛んだ青春時代を送ってきた様だ。
一方でバスケットボールのエースを務めるなど目を見張る一面もあった様だ。
そして詩の才能はこの少年時代の日記で培われたのだなぁと読んでいて思った。
映画化もされてるので、その内見たいですね -
実際の人の日記
これを読むと、"外国感"すごい。悪い意味で。
ともかくドラッグ。
この前捕まった高校生も目じゃないくらい、ガンガン麻薬出てくる。
登場人物はノンフィクション?として、日記形式で書いている。語り口はめちゃくちゃ好きな感じ。ライ麦畑のホールデン少年のような感じ。
映画も見てみる。 -
図書館で。60年代の少年の非行日記というか…こういうの読むとなんでエイズが蔓延したのかわかるような気になります。どう優しくいってもダメ人間な主人公ですが別に人としてダメな訳ではない。でもやっていることは人として最低な事が多いですけどね。
なんか若さが溢れすぎてて自分でも制御できずどうしたらいいのかわからないんだろうな~という感じで。バスケしててもダメなのか…。そうしたらどうしたらいいんでしょうね?青春時代って面倒くさい。良いことばっかじゃないんだよな~ でもこういうやんちゃしていた大人に限って若い世代が問題起こすと「俺らも若いころはかなり無茶な事をしたよ。でもやっていいことと悪いことの区別はついていたな。そのラインは越えたことがなかった」とかしたり顔で説教したりするんだよなあ…。
それにしても日記書くって行為は自己顕示欲の表れのような気がします。まあこんな文章書いてる自分もかくもがな、なのですが。