コン・ティキ号探検記 (河出文庫)

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制作 : 水口 志計夫 
  • 河出書房新社 (2013年5月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309463858

コン・ティキ号探検記 (河出文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ポリネシア人が南米から筏で渡ってきた、と考えたノルウェーの学者ヘイエルダールが実際に太平洋を筏のコン・ティキ号で渡り記した冒険記です。
    今まで日本で出版されたものは児童書のみでしたが、一般向けの文庫として仲間入りしました。
    訳者と対象読者が違えど、話の内容は一緒です。
    一般向けに訳されたものなので、情報量は増加し、表現の幅も広がっています。
    巻末解説に椎名誠さんが書かれているように、このノンフィクション冒険記を児童だけでなく大人も楽しまなくては勿体ないのです。
    コン・ティキ号にまるで寄り添って参加している気分になることのできる一冊。

  • 彼の提唱した説のすごさ(当時のお前おかしいよっていう意見を聞かず自分を信じて突き進んだところ含め)もあるけれども、何より読み物としてすごく面白かった。海を漂っているだけなのにこの面白さ。

    はじめの奔走するところは正直読み飛ばしていった。サメをおそれないとこは、ジョーズを知っている私からすると驚異。

    お魚が飛び込んできたりずいぶん愉快な筏の上。筏から離れて遊んでたら離れすぎて慌てたり。ここらへんの生活は実際に読むのが一番面白さが伝わる。

    そういえばヘイエルダール氏は奥さん(家族)のことを全然書いてないな、そういうところも学問にひたむきな感じがして良い。好きだ。

  • 胸踊る冒険譚

  • 映画「コン・ティキ」の原作
    映画を観る前に、原作を読んだが、
    映画では表現が難しい細部に拘った原作はやっぱりいい。

    この冒険は1947年。男6名による航海であり、
    長さ15m、横10mのバルサ材で出来た筏で行った。
    出発点のペルー(カヤオ港)からゴールのポリネシア諸島、
    詳しくはツアモツ諸島のラロイア環礁に座礁するまでの距離、8000kmに及ぶ102日間の航海記録である。

    旅の始まりは、著者が人類学者であり、冒険家のトール・ヘイエルダールの
    こういう考え方が発端だった。
    当時の学者の常識では、ポリネシア人の起源は、東南アジアからの
    帆と櫂に頼り、航海して島に住み着いた者たちによるという説だった。
    しかし、ヘイエルダールの考えは違った。
    海流と風にのっていけば、物理的に筏でも可能であり、
    文明的にも、ポリネシア文明とインカ文明(南米)に相違点が多いことが
    ペルー等の南米からの起源が正しいということ。
    その証明をするために、今回の旅は開始された。

    さて、そう簡単にいく訳がないと、普通の人は考えるが、
    学者であり、行動的な著者は、あらゆる手を使って、資金集め、
    人材集めに能力を発揮する。

    本では、全体で8章からなっている。
    1章は学説。さきほど書いた、学者の考えから、作者の考えたを説明。
    2章は冒険する仲間集めのところ。
    3章は筏の材料である、バルサ材を南米にいって、伐採するところ。
    4章から6章までが、筏での太平洋横断のメインの部分。
    7章がゴール地点の手前の無人島などを発見するところ。
    8章がいよいよ、ゴールのポリネシア人との感動的なシーン。

    特に映画で感動的だったのは、ジベイザメとの出会いのシーン。
    本では、簡単に書いてあって、あまり気にしなかったが、
    映画では、こんな大きなサメと、どうやって出会って撮ったんだろうと
    感動した。
    最後のクライマックスシーンは、
    映画を観る人のために、あえて書かないが、
    ここは、本が詳しく書いてあった。

    映画を観る前に本を読んでいいことは、
    ストーリーの最後はわかっても大丈夫な冒険物とかはいい。
    その冒険が、どういう方法で行われたのかを知るのに、本を使い。
    映画では、冒険をどう表現して、どこを省いたのかを知るのも、
    映画監督になった気分ですごく楽しく観れた。

  • 古代の人々が南アメリカからポリネシアまで航海できたのか?を実証実験した記録。今でこそ手法の問題点が指摘されたりしているが、まずは身を以て試す、この心意気に勝るものありや?批評は必要だが、批判は自らを堕としむるものなり。ってか、とにかく、おれも航海したい〜〜、って血がたぎる一冊。カガク的でなくてすみません。

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コン・ティキ号探検記 (河出文庫)の作品紹介

古代ペルーの人々は太平洋をバルサ材の筏で渡り、ポリネシア人の祖先となったのではないか?その仮説をみずから実証すべく、古代の筏を複製したコン・ティキ号に乗り、五人の仲間とともに太平洋横断の航海に挑む-奇抜な着想と貴重な体験、ユーモラスな筆致で世界的なベストセラーとなった大冒険記。

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