- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309463933
感想・レビュー・書評
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レイ・ブラッドベリの短編集。どの話もなんとなく物悲しく、でもその物悲しさが良いなぁと思える話ばかりだった。SF作家として有名だが、SF的要素はあまりなかったように思う。
私は特に「マフィオーソ・セメント・ミキサー」という話が気に入った。過去にタイムワープして、スコット・フィッツジェラルドに未完の大作『ラスト・タイクーン』を書き上げさせる話。フィッツジェラルドが完成させた『ラスト・タイクーン』なんて、読みたすぎる!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この胸に迫る郷愁はなんなのでしょう。アメリカ人でもなきゃそんなに年齢を重ねてるわけでもないのに、泣きたいような懐かしい気持ちになるのです。
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途中まででタイムアップ。おしゃれで可愛くてこそばゆいお話がいっぱいだった。
ラジオで、たまたまブラッドベリの名言を知り(一晩ぐっすり眠ること、十分間泣きわめくこと、チョコレート・アイスクリーム一パイント分、あるいはこの三つの全部、これがいい薬なんだ)、さらには気になっていた作家さんの名前の由来がまたブラッドベリだと聞き、こんなに何度も聞くのは何かの縁かと読み始めた。これしか書架になかったから、もう少し深掘りしたい作家。 -
池袋・梟書茶房で出会った本。
(全ての本にカバーが掛けられて売られており、あらすじで本を選ぶ体験)
短編集であるが、時代背景(少し前のアメリカ)をよく知らないので結構読むのが大変だったが、せっかくであった本なので読みきった。
読んでも意味が理解できない話もあったので、また知識を付けて読み返したい。 -
数十ページずつの短編なのにまるで舞台作品を連続して観劇しているかのよう。それも1つごとに全くの別ジャンルや時代観だし、登場人物もシチュエーションも多彩。テンポもよく軽快で、いろんな種類の戯曲を次々読んでいる気持ちになれるしめちゃくちゃ満足度が高い。
ブラッドベリの作品はじつは絵本の『夜のスイッチ』しか読んだことがなくて、そういえばSFの巨匠よね…と傑作短編集との評判でこの本から手を付けたのですが最高でした。好きだな〜!!
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華氏451度を読んだ流れで、新旧織り交ぜた短編集を読む。
なにより、猫という題名と装丁に惹かれたのが大きい!
気楽にさらりと一編ずつ読むのに最適な本。 -
ノスタルジックな話が多い短編集。
ブラッドベリの本は、不思議な感じが好きでよくよみます。でも、文化的な知識があれば、もっと理解出来るのかも。 -
いろんなごたまぜブラッドベリ。?もあれば すごい皮肉も、優しさもある。