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- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309464480
感想・レビュー・書評
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積んでいたのをようやく読んだが、こんなにリーダブルならもっと早く読めばよかった。緑色の髪をした絶世の美女が登場する冒頭から怒涛のストーリー展開で一気に読める。
マルケスの「百年の孤独」と「まったく違う」というのは言いすぎだろう。明らかに構造を借りているように見える…但しアジェンデは模倣を否定しているのだから、リアルとファンタジーが融合したのが南米ベストセラー小説ということなのだろうか。
クララでありアルバであり、「物語る女」が中心にいる。彼女らを通して語られる愛、戦い、死、革命は非常にドラマチックで終盤は壮絶である。アジェンデもまた「物語る女」だ。「百年」と異なる魅力はこの豊かで生々しいメロドラマだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示