無意識という不思議な世界: あなた自身も気づいていない (KAWADE夢新書 158)

著者 :
  • 河出書房新社
3.29
  • (0)
  • (2)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 18
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309501581

作品紹介・あらすじ

自分の言動は、自分の頭で考えたとおり反応していると思ったら、じつはそうではない。「無意識」という自分でも気づかない心の働きによって日常の多くの意思決定が左右されているのだ。さらには、新しいアイデアが浮かんだり、「第六感」を働かせたり、生命力を高めたり…。認知科学が、知られざる心の機能「無意識」の正体に迫る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 無意識と意識。
    このふたつは、認知科学ではふたつ区切られたものではなく、無意識は意識の水準が下がっていて自分では気が付いていないようなものを指し、無意識の癖や行動などがそうで、ただ何となく浮かんだ考えも無意識とする。

    何かを意識しているとき、無意識は水準は下がっているけれど、ずっと働いている。
    なので意識と無意識は切り離して考えることはできない。
    心の働きの大半は無意識下で行われている。


    そうなると、私たちは、普段、自分で意識して考えたり、行動したりしていると思っているけど、
    実は、無意識に、そう考えたり、行動したりしているのかもしれない…。

    題名の通り、無意識の不思議な世界がいっぱいつまっている本。

  • ★★★★人の心の中に「意識」と「無意識」という二つの部分がある訳ではない。認知科学では、人間の心の働きのうちそのとき「意識」の上にのぼってない部分が「無意識」なのであり、「意識」と「無意識」を別物とは考えていない。つまり「無意識」とは「意識」の水準が下がっていて、自分で気づいていない部分である。無意識の不思議な世界を研究対象とした認知科学についてもっと知りたくなった。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

和歌山市生まれ。東京大学大学院教育学研究科を経て東京大学医学部研究生修了。学生時代から学びの楽しさをコンセプトにした塾経営、東進スクール研究所の顧問やデジタル教材の監修・企画をし、90年に日本初の認知科学専門のコンサル会社(株)認知科学研究所を創設。
心と行動・脳を統合する「認知行動科学」を軸として、人材開発、コーチング、マーケティング等の研究とコンサル研修に取り組んでいる。経営心理コンサルタントとして大手メーカーのコンサルや業界団体(15件)を自ら企画創設するなど実績多数。
現在はデジタルハリウッド大学教授、学び&遊びを育てる会代表、また日本ビジネス心理学会副会長としてビジネス心理検定の資格普及に取り組んでいる。
『ビジネス心理学』(経団連出版)、『男心・女心の本音がわかる 恋愛心理学』(ナツメ社)、『1日1分! 目からウロコの勉強法』(青春出版社)ほか著書多数。“しぐさ分析の専門家”としてTV出演も数多い。

「2021年 『1分でスッキリ!行動心理学 なぜ、あの人は予測を裏切るのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

匠英一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×