脳は、あなたにウソをつく (KAWADE夢新書)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 21
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309503929

作品紹介・あらすじ

「金縛り」は、なぜ起きる?「書き間違い」や「言い間違い」をしてしまう理由は?…など、誰もが思いあたる"不思議な体験"の謎に最新の脳科学はどう答えるのか?「脳のシステム」を"逆手"にとった勉強法や記憶術、運動能力を開発するヒントも満載。

感想・レビュー・書評

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  • 霊的体験の説明から始まって、途中は、さまざまなQ/A。知っているものも多かったが、きっちりさまざまな文献をもとに回答が書かれていてまたわかりやすくてよい。そのあとの勉強法やスポーツをうまくなる方法についても、脳の特性をいかしたやり方をさまざまな文献をもとにしてわかりやすく説明しているので、興味深く読めた。いい本。

  • 人の中枢と考えられる脳も、他器官と変わらぬ一器官であり、様々な条件づけによって動かされるものだいうことを認識し、積極的に脳を操っていこうという呼びかけのためにまとめられた本であるらしい。

    出典紹介など丁寧なのだが、ときどき専門用語で分かりにくいことがあり、目の前で筆者が語ってくれていたらなあと思ってしまった。週ごとの講義という形などで聞けると、さらに身近に感じられそう。時折のユーモアも親しみやすかったので。

    どちらかといえば、散漫としがちな前半とは別に、「ドリるん」など筆者自身の開発成果の実際、効果などについての部分だけで一冊あっても良いかも。既に出版されているのでしょうか。

  • ≪目次≫
    第1章  あの「霊的体験」は脳がつくる幻なのか?
    第2章  あの「フシギな感覚」は脳の違いなのか?
    第3章  あの「奇妙な感情」は脳の悪ふざけなのか?
    第4章  あの「ヘンテコな」行動は脳の暴走なのか?
    第5章  脳をうまく操って「成績を上げる」方法
    第6章  「香りと音」を使って脳をその気にさせる方法
    第7章  脳を気持ちよくノセて「スポーツ上手になる」方法
    第8章  上手につき合えば脳は必ず味方してくれる

    ≪内容≫
    一部一問一答形式の本。脳科学を簡単に紹介してくれる。専門的な言葉も多いので、読み流せない人は要注意。

  • 最近の脳科学的な研究成果が、広く浅くまとめられています。前半は一般の方が感じそうな素朴な疑問に脳科学の見地から回答するという形が取られています。後半は、参考文献がなく、おそらく本人の研究によるスポーツや教育への脳科学の適応について、書かれています。それなりに参考になるとも言えますし、また単純化され過ぎているような気もします。
    全般に広く浅くとなっているためか、表面をさらってる感じで、短くまとめるために、言葉だけでは研究内容が分かりにくいものがある気がします。深みのようなものが感じられないとも言えます。

  • 色々な脳の反応について「どうしてそうなるのか」を説明します。イメージトレーニングはどうして効果があるのか、など。表題と内容が必ずしもリンクしていないのが残念ですが情報量は凄いです。

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著者プロフィール

公立諏訪東京理科大学情報応用工学科教授、地域連携研究開発機構 医療介護・健康工学部部門長。応用健康科学、脳科学が専門。子どもから高齢者を対象に、脳トレ勉強法、認知機能低下予防、仕事力アップなどの著書や教材の開発多数。テレビや雑誌、NPO活動を通じ、脳科学と健康科学の社会応用を呼びかけている。

「2021年 『やさしいぬり絵 昭和の子ども編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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