復讐プランナー (14歳の世渡り術)

  • 河出書房新社
3.39
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本棚登録 : 468
感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309616490

作品紹介・あらすじ

突然、いじめられる日々が始まり、途方に暮れる雄哉の前に現れた先輩。「復讐計画を立ててみればいい。復讐。仕返しのことだよ」物騒なセリフに誘われ、ひそかにチームは集い、ゆっくりと動きだした-。

感想・レビュー・書評

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  • スカイエマさんの表紙がすてき!

  • 「突然、いじめられる日々が始まり、途方に暮れる雄哉の前に現れた先輩。「復讐計画を立ててみればいい。復讐。仕返しのことだよ」物騒なセリフに誘われ、ひそかにチームは集い、ゆっくりと動きだした-」

  • 読んだことあるかも。
    小学校高学年〜中学生に、元気な内に読んでおいてほしい話。
    学校って大切だけど、学校に行かなくても道はいくらでもあることを、みんなに知ってほしい。
    今は道徳の授業でそういうこと教えているのだろうか。

  • 副題に14歳の世渡り術、、、と、あるように少年少女向け作品。

    日本中にどこでもあるような、いじめのターゲットにされた図書委員の二人は、それをも守る一年上の上級生山田に、復習ノートをつけるようにアドバイスされる。

    といういじめを受けた本人がどんなふうに考えたか、どんな態度を示せば良いかなど、アドバイスも兼ねている作品。
    読みやすく少年少女目線に降りて、読みやすく描かれている。

  • 荒川区民が選ぶ100冊に入っていた本。

    あさのあつこ氏の本は、No.6以来、注目しているのだが、「ミヤマ物語」しか読んでいなかったので、手に取ってみた。

    いじめをテーマにしたものだが、子ども目線でちょっと変わっている。

    以下ネギマメモ。
    ●P9 箴言(しんげん)=いましめとなる短い句。教訓の意味をもった短い言葉。格言。
    ★意味はわかるけど知らなかった言葉。

    ●P83 最初が肝心。でも最初でミスっても取り返しはつくから。
    ★いじめに対応するときに先輩からのアドバイスにあった台詞。何でもそうかもしれない。最初が肝心。でもいつミスっても取り返せばいい。

    ●P140 復讐ノートと白ノート。いじめへの復讐をたくさん書き連ねるノートが復讐ノート。あまりに自分がどろどろしていることにいたたまれなくなり、書き始めるのが白ノート。さらさらした部分、ハッピーな部分を書いていく。
    ★このいろいろ書くという行為は今私がやっているメモとまるっきり同じような気がする。アイデアやハッピーをたくさん書く。そこで再認識する。書くという行為は自分を整理することにもつながるのかもしれない。

    ●P166 復讐プランナー。いじめをなんとか乗り越えるプランをあれこれ考える

  • 復讐をやりとげるまで見たかった。
    不完全燃焼・・

  • 小説

  • 14歳を過ぎてもいくつになっても救ってくれる一冊

  • 最後いじめっ子を懲らしめない、勧善懲悪で終わらないところが思春期のファジーさなんだろうか?でもこれはこれで良い終わり方だと思いました。

  • やっと借りれた。 
    本屋で見かけてから気になっていたのでよかたよ。

    ソッコーで読み終えてしまった。

    いじめっ子を助けて復讐してやるって連中の
    お話かと思ったけど、 違いましたね。 
    こっちの方が数十倍良いです。 

    いじめられてる子、
    そばにいじめられてる子がいるような人に
    是非読んでもらいたいです。

    ほんと、死んじゃいたいって思うまで
    追い込まれてからでも読んでくれ。  
    まだ余裕がある人もすぐ読むんだ。
    そしてまずこの本に書かれている事を試してくれ。
    とか、思ったりしました。

    余力があるうちに逃げるのは悪い事じゃないよね。
    死んじゃうよりいいよ。 

    親切にも、復讐プランナー養成講座までついてるし。

    これを読んで1人じゃないって思えるといいな。

    2、3時間あれば読み終わる内容だから、
    今苦しんでる人はとりあえず読んでみてね。

    この内容通りにやってみて解決するのは
    難しいかもしれない。
    でも、何もしないで一人で苦しむよりは、
    なにかを変えるきっかけにはなるかもしれないしさ。

    んー、泣けるわ!って、俺小説読んで泣く事多いなw

    復讐プランナー参考図書に、
    自分が読んだことある本が 数冊載ってたので
    ちょっと嬉しかったw

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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