学校では教えてくれない ゆかいな日本語 (14歳の世渡り術)

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309617022

感想・レビュー・書評

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  • ヤングコーナーにある!日本語学!今野真二聞いたことある!って感じで手に取った一冊。
    「日本語学のおもしろ雑学つめあわせ」ってかんじだった。
    14歳からの世渡り術だけあって文体も文字のサイズも読みやすかった。

    知ってる分野だしなんなら知ってる話多かったからすらすら読めた。
    日本語の歴史・音・文字・ことばあそび、といろいろな面からおもしろポイント書いてあったのよき。

    やっぱり日本語(学)好き

  • イライラのイラって何? サワサワとザワザワ、どう違う? 人一倍って何倍?……遊び心に満ちた、ゆかいな日本語の世界へようこそ!

    今野 真二[コンノ シンジ]
    1958年生まれ。清泉女子大学教授。日本語学専攻。『辞書をよむ』『漢字からみた日本語の歴史』『百年前の日本語』『かなづかいの歴史』『振仮名の歴史』など著書多数。

    内容説明
    「遊び心」が止まらない!笑って読めて、ためになる日本語教室、始まります。イラストもゆかいです。

    目次
    第1章 日本語を「音」からみてみよう
    ・イライラするなあ イラって何?
    ・動くモグラ ほか)

    第2章 日本語を「文字」からみてみよう
    ・五十音図の「穴」には何が入るの?
    ・不評だった五十音図? ほか

    第3章 日本語を「数字」からみてみよう
    ・一、二、三…をどう発音するか?
    ・「大和言葉=日本語」ではありません ほか

    第4章 日本語を「遊び心」からみてみよう
    ・いろは歌あれこれ+駄作ご披露
    ・江戸時代のいろは歌 ほか

    著者等紹介
    今野真二[コンノシンジ]
    1958年、神奈川県生まれ。清泉女子大学教授。日本語学専攻

  • 978-4309617022
    C0381¥1300E 一般・全集・日本語

    学校では教えてくれない 愉快な日本語
    14歳の世渡り術

    2016年8月20日初版印刷
    2016年8月30日初版発行

    著者:今野真二(こんの しんじ)
    イラスト:丸山誠司
    発行所:株式会社河出書房新社
    ---------------
    カバー袖より
    「毎日使うものだから、
    ずっと使うものだから、
    いつも身近なものだから、
    大切に、丁寧に使いたい
    日本語」
    ---------------------------
    知ることは、生き延びること
    14歳の世渡りシリーズ
    (このシリーズは2007年5月~2022年3月までに100冊近く発行されている 興味深い切り口をたくさん含んでいる)
    -----------------------
    はじめに
     1 日本語を「音」からみてみよう
     2 日本語を「文字」からみてみよう
     3 日本語を「数字」からみてみよう
     4 日本語を「遊び心」からみてみよう
    おわりに
    column 辞書で日本語を調べてみよう
    1 和語の巻
    2 漢語の巻
    3 外来語の巻
    4 慣用句の巻
    --------------------------------

    とりあえず読み終わった。
    盛りだくさんで、一度では頭に入りきらないけど、14歳をターゲットにしているから、その年代の頃なら乾いた砂が水を吸うように吸収できるのだろうなぁ。

    読んでいて、親切だなと感じたのは、脱線して興味がいくつもに膨らんでも、「その件は後程」と一言あり、メインルートの話題にもどれること。気になることがあるとツイ気がそれてしまう私には安心材料の一つでした。

    知らないで過ごしてきた「ローマ字表記」が何種類もあり、パスポート申請のときはヘボン式であることや、五十音の穴について、おもしろく読みました。
    言葉は変化していくものですが、消える表記もあり、この後どんな風に変化していくのでしょう?「あ」に濁点とか、それも五十音表に記載される日が来るのかもしれません。

    ひらがなでは「濁点」について、触れてありましたが、「半濁点」については、触れておらず、「濁点」がつく行とつかない行があり、ハ行には「濁点」「半濁点」両方つくのもなぜなのか知りたいところです。

    古今和歌集、万葉集の読み解きは興味がもてず、残念です。
    創作漢字は興味深く読めました。漢字と国字(日本だけの漢字)について触れていなかったのは残念です。

  • ちょいちょい挟まる説教にテンションが下がる。せっかく学校で教えてくれないことを書いているのだから学校の先生みたいなこと言わないでほしい。

  • ふむ

  • <閲覧スタッフより>
    ことばはコミュニケーションのツールです。でも、だけじゃない。
    ただ物事を伝える以上の意味や思いが込められていることがあるんです。
    そんな「だけじゃない」ところを「音」や「文字」「数字」「遊び心」の5つにわけて紹介。「ゆかいな日本語」をどうぞご堪能あれ~。
    ------------------------------------
    所在記号:810||コン
    資料番号:20104997
    --------------------------------------

  • 学校では教えてくれない「ゴジラ」の語源から、教わっても分からなかった「下二段活用」の意味までしっかりと理解できました。日本語っておもしろい。

  • 先生の授業を懐かしく思い出しながら。

    日本語を音、文字、数字、遊び心の4つのテーマから解説する一冊。

    時に歴史的な側面から、時に怪獣映画を例えにユーモラスに解説していて楽しかった。
    中学生向けに書かれているシリーズなので、語りかけるように、わかりやすい文になっているので読みやすい。

    「正しい日本語を!!」と言う人もいるけれど、言葉を生き物としてもっと多角的に捉えて、変化していくことを楽しんでみたら、みんな幸せになれるんじゃないだろうか。

    歴史を考えたり、来歴を知ってみることの大切さと、時に遊び心を持って言葉に触れることの大切さを先生は述べていると思う。

  • 地球上のいろいろな地域で、人間が言葉を使い始めます。その時にはその言葉を描き出すための文字はなかったのです ひらがなは漢字全体を、変形させてできた

  • 覚書をちまちま書いてみる。

    1章
    音による印象の違い。怪獣の名前は、確かにものを見なくてもこいうのだなって想像がつく。そいえば、夢野久作が小説の人物に名前をつけるときに、「こいう名前の人はこういう人物じゃないとおかしい!」というアプリオリがあると指摘してたことがあったな。

    2章
    50音の図が、無理やり作ってしまった感じが否めない……。
    今のラノベとか西尾維新の小説なんかだと、使う漢字に対するこだわりが強い気がする。もちろん、中二病的な思考があるとも(ry

    3章
    大和言葉のあたりは、言語学にいる者だからこそ声高にして言えるのだと思った。バイオリンを1丁2丁と数えることに驚き。数え方、おもしろい。

    4章
    言葉遊びは今も昔も変わらずといったところか。

    総括、1章と2章が個人的にはおもしろかった。中学生の時に読みたかった。

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著者プロフィール

1958年、鎌倉市に生まれる。早稲田大学大学院博士課程後期退学、高知大学助教授を経て、清泉女子大学文学部教授。専攻は日本語学。
著書に、『仮名表記論攷』(清文堂出版、2001年、第三十回金田一京助博士記念賞受賞)、『文献から読み解く日本語の歴史』(笠間書院、2005年)、『消された漱石』(笠間書院、2008年)、『文献日本語学』(港の人、2009年)、『振仮名の歴史』(集英社新書、2009年)、『大山祇神社連歌の国語学的研究』(清文堂出版、2009年)、『日本語学講座』(清文堂出版、全10巻、2010-2015年)、『漢語辞書論攷』(港の人、2011年)、『ボール表紙本と明治の日本語』(港の人、2012年)、『百年前の日本語』(岩波新書、2012年)、『正書法のない日本語[そうだったんだ!日本語]』(岩波書店、2013年)、『漢字からみた日本語の歴史』(ちくまプリマー新書、2013年)、『常識では読めない漢字』(すばる舎、2013年)、『『言海』と明治の日本語』(港の人、2013年)、『辞書からみた日本語の歴史』(ちくまプリマー新書、2014年)、『辞書をよむ』(平凡社新書、2014年)、『かなづかいの歴史』(中公新書、2014年)、『日本語のミッシング・リンク』(新潮選書、2014年)、『日本語の近代』(ちくま新書、2014年)、『日本語の考古学』(岩波新書、2014年)、『「言海」を読む』(角川選書、2014年)、『図説日本語の歴史[ふくろうの本]』(河出書房新社、2015年)、『戦国の日本語』(河出ブックス、2015年)、『超明解!国語辞典』(文春新書、2015年)、『盗作の言語学』(集英社新書、2015年)、『常用漢字の歴史』(中公新書、2015年)、『仮名遣書論攷』(和泉書院、2016年)、『漢和辞典の謎』(光文社新書、2016年)、『リメイクの日本文学史』(平凡社新書、2016年)、『ことばあそびの歴史』(河出ブックス、2016年)、『学校では教えてくれないゆかいな日本語[14歳の世渡り術]』(河出書房新社、2016年)、『北原白秋』(岩波新書、2017年)などがある。

「2017年 『かなづかい研究の軌跡』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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