図説満州帝国

著者 : 太平洋戦争研究会

• 河出書房新社 (1996年7月1日発売)

作品紹介・あらすじ

なぜ築かれたのか。どんな国家だったのか。日本が中国東北に移民500万人構想で築いた巨大国家。列強によるアジア争奪戦の時代が生んだ野望と悲劇。日本と中国-慟哭の40年。満州帝国の全史、永久保存版。

感想・レビュー・書評

[露草さんの感想 · 2016年6月19日]

写真が多いのだけれど、地図があまりなくて、ちょっと残念。あと、やっぱり浅い。流れを追うにはいいんだけれど、浅いゆえに日本軍側の黒い視点を批判的に書いていてそれが目立つ。戦争なんてそんなもんなじゃないのに。
でもまぁ、スタートにはいいかな。ここから掘り下げていくにはとてもいい本だった。

著者プロフィール

近現代史に関する取材・執筆・編集するグループ。同会代表は、出版やドキュメンタリー番組に写真を貸出す近現代フォトライブラリー主宰の戦史研究家、平塚征緒氏。同会の著書・編著には、ふくろうの本図説シリーズ『図説　山本五十六』『図説　太平洋戦争』『図説　東京裁判』（河出書房新社）や『日本海軍がよくわかる事典』『日本陸軍がよくわかる事典』（PHP文庫）、『面白いほどよくわかる太平洋戦争』『人物・事件でわかる太平洋戦争』（日本文芸社）、『カラー写真と地図でたどる 太平洋戦争 日本の軌跡』（SBビジュアル新書）、『証言 我ラ斯ク戦ヘリ』（ビジネス社）など多数。

「2023年 『写真が語る銃後の暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」