大正ロマン手帖---ノスタルジック&モダンの世界 (らんぷの本)
- 河出書房新社 (2009年12月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309727707
作品紹介・あらすじ
レトロが気になる!可愛いが好き!;ロマンチックに憧れる!-懐かしく新しい「大正ロマン」の世界。
感想・レビュー・書評
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大正時代の文化について、女性と竹久夢二の画に焦点を当て、
当時のノスタルジックでモダンな世界へ誘う。
第1章 抒情画-乙女の憧れ 第2章 おしゃれ-和から洋へ
第3章 女性-「新しき女」の時代
第4章 芸能-大衆娯楽エトセトラ
第5章 文化生活-ハイカラが好き!暮らしと街
考察「大正ロマン」とは
大正ロマン略年譜、主要参考文献、協力者一覧有り。
竹久夢二美術館・弥生美術館案内。
明治期の文明開化から始まる西洋文化の流入は、
大正期に花開く。それは女性の生活に多大な変化を与える。
著者が竹久夢二美術館の学芸員ということもあり、
竹久夢二の作品があちこちのページを彩っています。
まだ知らぬ抒情画家の作品が見られたのも、良かった。
多くのモノクロ写真に残る、当時の女性たちの姿も圧巻です。
写真という媒体、新聞や雑誌、広告からの情報は、
男性優位な社会や因習に囚われる一般の女性たちの心に、
「新しき女」、和洋折衷や西洋文化への夢や憧れを
掻き立てたことだろうと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
素敵なイラストがたくさん。
井伊梅子「地に憧れた星」はタイトルが秀逸。
橋爪ゆたか「聖堂」は夜の色がいい。 -
大正時代の女性の暮らしや、生き方などに触れた本。それほど目新しい情報はない。ただ、大正時代のデパートはスリッパや、履き物に被せモノをして入店していたんだなということがわかった。
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ホテル雅叙園東京の百段階段×竹久夢二の企画展に行った際に、そもそも大正ロマンと言われているが何故?と思ったので。
眺めているだけで当時の文化〜絵画、音楽、演劇他文芸、服装や化粧など風俗史が様々な資料を通じて楽しく読むことができる。 -
大正ロマン、定期的に見たくなるこの頃のチラシや写真
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竹久夢二美術館の学芸員の方の著書。
先日大正時代のモダンなデザインの着物を、弥生美術館で見てきたので、なお楽しく読めます。 -
2018/11/1読了
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竹久夢二美術館の学芸員さんが書かれただけあって、そのあたりがメイン。
各年の流行色がおもしろかったなぁ。
紫や臙脂の人気は結構繰り返し盛り上がったんですね。
この時代の手芸のこととか、もうちょっと知りたかったです。 -
か、カルピスの包装がかわゆい。
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「大正ロマン」「大正デモクラシー」なんかいい響き。竹久夢二の絵は見とれてるうちに吸い込まれていきそうだ!