松尾芭蕉 おくのほそ道/与謝蕪村/小林一茶/とくとく歌仙 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 12)

  • 河出書房新社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309728827

感想・レビュー・書評

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  • 230810*読了
    俳句の知識も全くなくて、この巻で紹介された句の中では数作、あ!知ってる!というものがあった程度。そう、あまりにも有名な句です。

    松尾芭蕉、与謝蕪村、小林一茶、同年代に生まれているとすら思ってたもんね…。
    流れとして、芭蕉→蕪村→一茶だったとは。
    小林一茶の選句、解説をされた方が小林一茶推しすぎて、蕪村に対して辛口。
    でもわたしとしては、小林一茶より、蕪村と芭蕉が好き。美しさがあるというか。
    歌仙についても全く初めてで、こんな風に句を連ねていくやり方があることも知らず。おもしろいなぁ。
    ルールがあってややこしいけれど、急に場面ががらっと変わったり、おもしろいものも多かったりして、分かるほどにハマりそう。
    とくとく歌仙での髙橋さんの突っ込まれようがすごくて、自虐もありつつで、なんだか髙橋さんの肩を持ちたくなった。

    日本ならではの美しい俳諧。和歌、短歌とはまた違ったおもしろさを味わえた。

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000055910

  • ・一茶は江戸時代半ばに出現した大衆社会の大俳人。芭蕉や蕪村の時代、俳句は古典を知らなければ読むことも、詠むこともできなかった。一茶は古典の素養もない農民の出。言いかえれば一茶の俳句は古典を知らなくてもわかる俳句だった。

  • 今回は俳句。
    松尾芭蕉・与謝蕪村・小林一茶
    芭蕉の奥の細道の句を初めて全部読みました。
    小林一茶の句がわかりやすく面白い
    露の世は露の世ながらさりながら

  • 現代語訳。これ読んでから古文の方も読みたい。

    918

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784309728827

  • 芭蕉、蕪村、一茶、余りに有名かつ定番の俳人であるが、本格的に比較して鑑賞したのは恥ずかしながら初めてであった。
    中でも、蕪村は他の2名と比べて写実的、と云われていると思うのだが、どうしてどうして非常に心理描写を巧みに取り入れた作品が多く、あらためて感銘を受けた次第である。俳諧というものは、素人の私が云うのもおこがましいが、深いものだと感じた。

  • 俳諧は自然と世間と人間を結ぶ。俳聖たちの句に連歌から発句を経て俳句に至る流れを辿り、現代の連歌として丸谷才一らの歌仙を収める。

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著者プロフィール

1954年生れ。詩人、作家、評論家。
1988年に詩集『冬の本』で高見順賞、95年に評論『エッフェル塔試論』で吉田秀和賞、2000年に小説『花腐し』で芥川賞、05年に小説『半島』で読売文学賞を受賞するなど、縦横の活躍を続けている。
2012年3月まで、東京大学大学院総合文化研究科教授を務めた。

「2013年 『波打ち際に生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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