ドラゴンといっしょ (ものがたりうむ)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 16
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309731223

感想・レビュー・書評

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  • 花形さんは本作品で野間児童文芸新人賞受賞。その後の活躍が期待されるきっかけとなった作品。

    家族の結び付きって何なのだろうと考えさせられる作品だ。
    積み重ねられる日常生活を淡々と描きながらも、ドラゴンの実在を信じる弟を心配する兄の心理が良く追いかけられている。

    最後のラストシーンでジーンとくるところ、著者の狙いどおり。

  • 母親が交通事故で突然亡くなり、精神が病んでしまった小1のトキオ。
    6才でトキオが生まれ、母親の愛情をあきらめて自分のことだけを一生懸命やってきた中1のタカシ。
    仕事ばかりで家庭をかえりみなかった父親。
    小1のトキオが『ドラゴン』の存在を兄に明かしてから、少しずつ本当の家族の姿を取り戻していく…

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著者プロフィール

花形みつる 編訳・絵
神奈川県生まれ。『ドラゴンといっしょ』で野間児童文芸新人賞、『サイテーなあいつ』で新美南吉児童文学賞、『ぎりぎりトライアングル』で日本児童文学者協会賞、野間児童文芸賞、『徳治郎とボク』で産経児童出版文化賞大賞を受賞。作品に「荒野のマーくん」シリーズ、『アート少女』『Go Forward!: 櫻木学院高校ラグビー部の熱闘』など多数。

「2021年 『落窪物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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