図説聖書物語 新約篇 (ふくろうの本)

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309760247

感想・レビュー・書評

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  • 新約聖書のストーリーが分かりやすくコンパクトにまとめられている。

    特に、福音書の執筆者をイエスの生涯を追った記者ととらえていること。
    同じ場面でも、記者ごとに異なる内容であることを比較して書かれているのがユニークで印象に残った。

    新約聖書の全体をつかむ入門書として良い本だと思う。

  • ふむ

  •  バラエティに富む旧約篇の方が上だろうと思いきや、どっこい新約篇の方が面白かった。
     聖書関連の名画をずいぶん見てきたが、まだまだ知らない絵が出てくるものだ。

     著者は福音使徒をマタイ記者、マルコ記者……、と呼んで、福音書をレポートと捉えている。
     4福音書の内、ヨハネ伝だけ違うと散々聞かされてきたが、正直いって大差ないと思っていた。本書に接して、その違いがいくぶん解ったように思う。

  • 絵画を見ながら聖書の内容を追いかけられたのがよかったです。

    イエスと対立していたパリサイ派以外にもいろんな宗派があるんですね。

    黙示録もあるともっと面白かったと思うんだけどなぁ。読んでみたいです。

  • 2013年8月8日

    装幀/岡田武彦
    デザイン/岡田武彦、古留直子、鈴木美佐

  • 旧約篇の続編で、著者、構成とも同じ。福音書の物語がほとんどで、使徒の活動が10ページ程度、黙示録は無し。聖書の内容を物語ととらえ、美術作品で情景のイメージを作りながら解説してゆく。4人の福音書記者、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの、イエスの生涯の描き方の違いが興味深い。絵画の場面の背景を知るのにも適しているのは、旧約篇と同じ。特にカナの婚礼やエマオの晩餐などは、意味を知らないとピンと来ない。

  • 新約聖書を絵と文字で辿るので、分かりやすい。黙示録がなかったのが残念。
    2009/10/19

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著者プロフィール

1932年、仙台に生まれる。専攻、宗教人類学。東北大学文学部宗教学・宗教史学科大学院博士課程修了。宮城学院女子大学教授、学長を歴任。著書:『聖書の起源』『レバノンの白い山──古代地中海の神々』『砂漠の修道院』『死者と生者のラストサパー』『聖母マリア崇拝の謎』『黒い海の記憶──いま、死者の語りを聞くこと』ほか。

「2014年 『3・11以後 この絶望の国で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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