- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309760780
作品紹介・あらすじ
ユーゴ解体、ボスニア内戦、マケドニア問題…。平和への道を模索し続ける「ヨーロッパの火薬庫」の未来は。紛争の歴史にその答えを探る、バルカン史の決定版。
感想・レビュー・書評
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2011/2/10 借りる 4/28 読みきれずに返却
ブルガリアの歴史って?
⇒ URLはこちら http://sea.ap.teacup.com/pasobo/1059.html 『古代オリエントの世界と北ブルガリアへ』 : 〜 Myブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」
内容と著者は
内容 :
戦いの果てに、何があるのか。ユーゴ解体、ボスニア内戦、マケドニア問題…。
平和への道を模索し続ける「ヨーロッパの火薬庫」の未来は。
紛争の歴史にその答えを探る、バルカン史の決定版。
著者 :
1946年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程(西洋史学専攻)修了。
東京大学大学院総合文化研究科教授。
著書に「ユーゴスラヴィア現代史」など。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
丁寧かつ、写真もふんだんに使ってあり、入門〜中級?ぐらいにいい感じ。
デウシルメ制度や、ナショナリズムの芽生えだとか、まだまだ知識が及ばず、もっと勉強したいと思えた。 -
本を読んでまとめました、な感じ。
ヨーロッパの本を読んだらヨーロッパ視点、バルカンの本を読んだらバルカン視点、時期にそって国別に書いていく書き方のせいもありそうだけど、腰が定まらなくて落ち着かない。
あと文の重複が多い。
これは本のせいじゃないけど国がごっちゃになってしまった。
それぞれの歴史を予習してから、ひとつひとつをつなぎ合わせるために使うべきだった。
でも興味はわいたかな。
なんだか欧米が手出しするたびにひどい目に遭っていく地域だな。魔の手であれ救いの手(のつもり)であれ。
「国」や「民族」という西欧の枠組みでくくろうとしたところから仕組みがうまく回らなくなっていく。けれど今更戻れもしない。
オスマンがいつも「侵略」で描かれるのは異教徒だからなんだろうな。 -
古代から現代までバルカンの歴史をまんべんなくまとめている。地図、写真が豊富。
本のせいでは全くないのだが、名前が覚えられず辛い思いをして読んだ。こうした通史ものでは頭が痛くなることは避けられないので仕方がないのだが。しかもバルカンの歴史は支配者もくるくる変わるし人も移動するので把握するのが難しい。一筋縄ではいかない場所だ、ということは一読してはっきりすると思う。
手元に高校時代の世界史の図録的に置いておいて、バルカンの歴史に関する本を読むとかテレビを見て気になることがあったときに開く、という位置づけがいいのかもしれない。 -
「比較地域史」の教科書ということで購入。
バルカン地方の歴史についてかなり詳しく書かれている。
高校時代もほとんど世界史をやらなかった自分には難しい部分も多かった。
ただそれだけバルカンの歴史は複雑なんだということなのかもしれないと思った。
現在も続くバルカンのいろいろな問題やその未来について知るにはいい本だと思う。