図説 ロンドン 都市と建築の歴史 (ふくろうの本)

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309761282

作品紹介・あらすじ

古代ローマから現代建築まで、多種多様な建築が一同に会する都市ロンドンをあらゆる角度から眺め尽くす。ロンドンの見方が変わる。

感想・レビュー・書評

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  • ロンドンの街、建物の歴史が、全編にわたり写真や図により紹介されている。これを読むだけで、ロンドン市街地の観光をした雰囲気を味わえる。しかも、現在のロンドンだけでなく、ロンドンの街が形成される歴史を追いかけながら、現在のロンドンに重ねながら読めるところがとても素晴らしい。
    ロンドンの歴史は、ローマ帝国が入植した2000年前にさかのぼる。ローマ時代の街道や市壁の一部が残るなか、産業革命により18~19世紀にはロンドンの人口が急激に増え続け、街づくりのあり方が大きく2度見直されている。1度目は17世紀の大火、2度目は二次大戦。こうした大きな変化を遂げながらも、現在も古い街並みがロンドンらしさを保ち続けることは、ロンドンの街自体が芸術作品としての完成度を感じさせる。
    著者は建築家で建築史研究家でもある。ロンドンに滞在し、その成立をわかりやすく解説している。ロンドンに行ったことがある人もない人にもおすすめします。

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著者プロフィール

渡邉 研司
東海大学 工学部 建築学科 教授

「2022年 『スケッチで学ぶ建築文化史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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