図説 英国ティーカップの歴史 ---紅茶でよみとくイギリス史 (ふくろうの本/世界の文化)
- 河出書房新社 (2012年5月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309761893
作品紹介・あらすじ
英国人がこよなく愛する「紅茶」とティーカップの歴史をたどる初めての1冊。17世紀からの清楚、可憐、華麗なアンティーク・ティーカップの決定版ガイド。
感想・レビュー・書評
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写真たくさんですごく楽しめた。
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ウェッジウッド、スポード、エインズレイ、ミントン、トワイニング、フォートナム&メイソン、リプトン…紅茶文化を支えたブランドの歴史を含め、17世紀から現代まで、紅茶とティーカップを軸に、華麗なる英国文化を紐解きます。
貴重な図版をぎっしり300点以上収録。巻末には年表、そして歴史的背景が描かれている映画の一覧も。 -
ティーカップの歴史を中心として
英国の紅茶文化の歴史なども知ることができて面白かったです。
予想以上に日本文化がティーカップに影響を与えていたことと
「紅茶」が生まれたのは喫茶文化がだいぶん進んだころだったことが二大おどろき情報でした。
百貨店の英国フェアで奮発した紅茶がクセの強すぎる味でびっくりしたことがあったのですが
なるほど由緒正しき紅茶はあーいう感じなのか、と腑に落ちました。
わたしはロイヤルミルクティーが好きなのですが、これは日本で開発された飲み物なので全くこの本には出てきませんでした。 -
紅茶は大好きで毎日飲んでるけれども、その歴史についてはまだまだ知らないことがいっぱい。英国が意外にも紅茶ブームは後発だったことを初めて知った。ヴィジュアルブックなので見ているだけでも楽しい、紅茶にまつわるエピソード満載の本。
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ざっとまとまっており、時折挟まるカラーページとティーカップの華やかさに魅せられました。
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地域史
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紅茶輸入の裏話、新種の発見、カップ&ソーサーのデザインの変化など。興味を持ったのは新古典主義の流行から生まれた『ジャスパーウェア』、レディになるための教育の一環としての『ナーサリーティー』、占いに用いられた『フォーチュンカップ』。
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出てすぐ買ったはずなのに、埋れてたみたいで、ちゃんと読んでなかったっぽい。
ので、感想書いておく。
オールカラーではなく、見開きごとに、カラー、モノクロ、となっています。
目にも楽しく読み応えもあり、満足です。
大目次
西洋喫茶の始まり
英国産陶磁器産業の誕生
ブルー&ホワイトの流行
上流階級のアフタヌーンティー
中産階級〜労働者階級のティータイム
生活に密着した新しいティーカップ
ティーカップと紅茶の未来
思ったことやメモの箇条書き。
やっぱりジョージアンはいいよね、みたいな気持ち。
ナーサリーティーに憧れたの思い出した。
ナーサリーティーセット欲しい。
ビートン夫人の家政本、わりとずっと気になってるまま。
エカテリーナ二世の食器ってエカテリーナ展でみたかな?
1764年、ラネラーティーガーデンでは当時八歳のモーツァルトが演奏会を開いた。
男性が同席するときは、愛らしすぎる小花柄のデザインはタブー。
「何か一つでも学びのある茶会」人の陰口、政治、宗教、こどもの話題はタブー。
ピクニックティーもいいよねー、どこでやればいいんだろ。
紅茶占い、欧米ではわりと一般的だよねーミステリーにも時々出てきた。
我らがジャポニズム、やっぱり好き。
ヴィクトリアンサンドイッチケーキ、よく作ったなー
など。