増補新版 土方歳三 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)

  • 河出書房新社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309977942

感想・レビュー・書評

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  • 箱館戦争の記述が多数。
    どの方の文章を見ても、土方歳三のラストは同じ資料に寄ったのだなと思わせる文面で、何が言いたいかというと、これだけ土方歳三についてあまたの資料が出ておきながら、実はその最期について記述したものは少なく、正確性も議論の余地を残すものであるということ。これすなわち、土方歳三を語れるあの場の生存者が少なかったということ、生存者がいたとしても手記として残すことができる教養や文房具を変えるお金があり、しかも出版までこぎつけられるような財力や知名度を持つものが少なかったということだろう。
    しかも、お骨が見つかっていないとは衝撃だった。
    戦争のさなか、しかも賊と言われる方であったとしても、あの土方歳三だよ? と思うのだが、新選組が今の人気になったのは戦後とかのことらしい。
    それなら仕方ないと思いしも、返す返す残念なことには違いない。
    タイムマシンがあったら研究者やファンは詰めかけるんだろうな。(そしてかなりの確率で見てはいけないものをたくさん見るに違いない・・・)
    にしても、土方さんの写真を見るに、ほんにイケメン。目元が(一重なのに?)涼やかだし、全体的に整っている。今どきの格好させてみたかった。洋装の写真が残っているから余計に掻き立てられるものがある。声とかもさぞかし張りと華があったんだろうなぁ。

    いや、函館戦争の榎本さんと戦術的なぶつかり合いがなかったのかとか、ちょっと気になったその辺が書いてあったので手元に置いておくことにした一冊です。
    いつか土方ファンに転がることがあるかもしれないと思わされた一冊。

  • ※2004.4.29購入
    この表紙ではなく以下の旧版である。
    「土方歳三 新選組の組織者」
    224ページ
    ISBN:978-4-309-97625-9
    発売日:2002.02.15

  • かなり読み応えのあるムック本。マンガが一作入っている以外、エッセイ、小説、検証やドラマ『燃えよ剣』全ガイドなど、ぎっしりと文字が詰まっているので、これは手元に置いてじっくりと読んで楽しみたい本です。
    豊玉発句集とか、少しですが大内美予子さんのエッセイが入っているとは思わず、驚きました。

  • KAWADE夢ムック・文藝別冊『土方歳三 新選組の組織者』増補新版。増補されたのは伊東成郎「この10年間の土方歳三研究」村上一郎「土方歳三の兵法」……伊東先生の一編を読むために買ったようなもの。史実とフィクションが入り混じる編集方針は好きではないが、大河ドラマ『新選組!』がなかったら初版も増補新版もなかっただろう。

  • 「近藤さん、今は我慢だ」アレ?「辛抱だ」だったかな?

    河出書房新社のPR
    「新選組結成150年。幕末の動乱期、国を思い、誠の旗の下に燃焼した、はかなくも秋霜烈日のドラマ。この10年の研究成果と〈土方の兵法〉を増補。」

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