五社英雄 (文藝別冊)

著者 : 春日太一

• 河出書房新社 (2014年11月29日発売)

感想・レビュー・書評

[丘村さんの感想 · 2014年12月15日]

作り手の熱が伝わってくる。五社監督を中心に、システムとか効率ではなくて「いい映画を撮りたい」「楽しませたい」というチームがあったんだなあ。羨ましい泥臭さ。これを一人一人丹念に追った春日太一さんのパワーもすごい。何をどう聞くか、相手がどこまで信頼して話してくれるかで内容は変わってしまう。この話はこの世代（程良く知らない世代）の春日さんだから引き出せたのだと思う。

[「書肆玉一」さんの感想 · 2014年12月14日]

久米書店

[河出書房新社さんの感想 · 2014年12月8日]

「三匹の侍」「鬼龍院花子の生涯」「極妻」——日本のドラマと映画を変えた鬼才の全貌に、春日太一が迫る。関係者への新規インタビューと未発表資料多数掲載の豪華決定版五社読本！

著者プロフィール

映画史・時代劇研究家。1977年東京都生まれ。日本大学大学院博士後期課程修了。映画界を彩った俳優とスタッフたちのインタビューをライフワークにしている。著書に『時代劇聖地巡礼』（ミシマ社）、『天才 勝新太郎』（文春新書）、『ドラマ「鬼平犯科帳」ができるまで』（文春文庫）、『すべての道は役者に通ず』（小学館）、『時代劇は死なず！ 完全版』（河出文庫）、『大河ドラマの黄金時代』（NHK出版新書）、『忠臣蔵入門　映像で読み解く物語の魅力』（角川新書）など多数。

「2023年 『時代劇聖地巡礼　関西ディープ編』 で使われていた紹介文から引用しています。」