小説 上杉鷹山〈下〉 (人物文庫)

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著者 : 童門冬二
  • 学陽書房 (1995年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784313750029

小説 上杉鷹山〈下〉 (人物文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 古いしきたりに囚われてきた結果、財政難に陥った米沢藩の当主となった上杉治憲が、仲間と共に反対派勢力を始め様々な壁と向き合いながら改革を進めていく様を描いたお話。

    途中、筆者による解説も少し含まれているが、そのまま現代の組織改革にも活かせる学びがたくさんあった。

    その中でも一番大きいと思ったのは
    国を変えたいなら、改革を進めたいなら、
    まず自分自身が変わるべきだ、ということ。

    あとは変えることももちろん大事だけどその結果を急ぐのではなく、その過程を大切にすべきだ、その過程で本来すべきでない方法を取ってしまうと結局はもとの木阿弥である、という話もすごく印象に残った。

    会社・組織をより良くするために奮闘されている方、このままじゃダメだ…!と思っている方、一読の価値有りです。

  • 「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」
    あまりに有名なこの言葉を残した上杉鷹山について書いた歴史小説。

    歴史小説にしてはかなり書き方が砕けているというか、現代的。会社になんかにもなぞらていているくだりが多いこともあり、読みやすかった。

    上杉鷹山は信念を持ち、真っ直ぐに政治を実行した。一度も信念を曲げなかった。全体感を持っていた。潔癖であった。慣習を破った。常識人だった。愛があった。

    ひとつのことにパワーを注ぐことの大事さ。全体感を失わないことの大事さ。
    彼が今の日本の舵取りをしたら、今のような世の中になるだろうか?
    それとも、投げだす?世の中は複雑になりすぎているのだろうか?

    ふと、そんなことを考えてしまった。
    世の中もっとシンプルだったらもっと色々変わるのに。

  • 上杉鷹山の改革が進み、藩は大きく変わっていく。

    だが、最も信頼をしてた竹俣が、鷹山を裏切る。

    50歳を迎えた竹俣。竹俣がいて改革はなったとまでいわれた、

    功多き彼が、なぜ、改革を後退させるような堕落の道を進んでしまったのか。

    その原因のひとつを「惰性」であったと喝破する堂門冬二。

    「惰性」とはなんなのだろう。。。。。

    なれる・・ということなのだろうか。

  • 上巻と下巻に別れている小説・本というのは、下巻になると間延びしてしまって面白くなくないことがある。
    この本はいい意味でその期待を裏切ってくれたなぁ。
    面白かった!

  • 素晴らしい!涙もでるです。
    また読み直しします。

  • 2015/7/17

  • 上巻から軌道に乗り始めた改革が、上手くいきつつも少しずつ綻んでいく様が、一朝一夕ではいかないということを語っていた。米沢藩と昔から続く大企業は似ている。だkら、治憲の苦悩も痛いほど伝わってくる。

  • 19
    平洲の学風は幅広い応用性を大事にし、「学問と今日(現実)とが別の道にならないようにすべきだ」。つまり、につ上生活に役に立たないような学問は教えず、教え方もかなりくだいた表現を使った。わかりやすいのだ。

    299
    人君の心得
    1、国家(米沢藩)は、先祖から子孫に伝えられるもので、決して私すべきものではないこと
    1、人民は国家に属するもので、決して私してはならないこと
    1、国家人民のためにたちたる君(藩主)であって、君のために人民があるのではないこと
    天明五巳年二月七日 治憲

  • やっぱり、有名だけどその実態を良く知らない人の伝記って、凄い興味深いですね。自分の不勉強が身に沁みてしまうってのもあるけど、それよりも、新たな人物像を知ることが出来た満足の方が高い。下巻の最大のテーマは、権力を掴んだがゆえに堕落してしまう人の性、って部分だと思うけど、身につまされるものがありますね。

  • H27.1.17-H27.1.28

    (あらすじ)
    重役の反乱を克服し、家臣や領民一人ひとりの共感を勝ち取りながら、地域と人を活性化してゆく鷹山の経営手腕とリーダーシップのすべて。
    ”最も尊敬する日本人はウエスギ・ヨウザン”と、かつてケネディ大統領が語ったように、「愛と信頼の政治」を貫いた鷹山の不撓不屈、信念の生涯を描く。

    (感想)
    さて、下巻ですが、文章のほぼ8割がた、改革派竹俣の堕落と処断の物語です。残りの2割で、米沢藩はいっとき持ち直すものの、鷹山の隠居と共に再び落ち込み、最後に政治に復帰してとんとんと改革が成功に終わりました。
    こう書くと文章のバランスが悪そうですが、これはこれでなかなか良かったように思います。
    お勧めの一冊となりました。

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小説 上杉鷹山〈下〉 (人物文庫)の作品紹介

重役の反乱を克服し、家臣や領民一人ひとりの共感をかちとりながら、地域と人を活性化してゆく鷹山の経営手腕とリーダーシップのすべて。"最も尊敬する日本人はウエスギ・ヨウザン"と、かつてケネディ大統領が語ったように、「愛と信頼の政治」を貫いた鷹山の不撓不屈、信念の生涯を描く。

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