小説 上杉鷹山〈下〉 (人物文庫)

著者 :
  • 学陽書房
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感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784313750029

感想・レビュー・書評

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  • 歴史上の人物を使いながらも、ビジネス書を読んでいる感じ。それにしても、10代の上杉治憲が、老成した経営者然としていたのは、本当だろうか?持って生まれた気質だけでここまでのことが成し遂げられるのか?繰り返し嫌がらせを受けてもめげない、不屈の精神にもただただ驚くばかり。

  • 上巻があまりにも面白過ぎたためか、下巻のあまり抑揚のない物語はかなりがっかりさせられた。
    まぁ初期改革が成功した後の話なので、自然に内容が落ち着いてしまうのは致し方ないですね。

  • (上下巻同じコメントです)
    ビジネス本となる伝記。
    変化を求められることが多い現代だが、既得権益や既存のしがらみなど、抵抗勢力となるものも多い。しかし、自分を信じて進む勇気を与えてくれる本である。
    また、サラリーマンのヒラ社員は、鷹山のような上司を探し、その上司との信頼関係を大切にすると仕事は面白くなるし、やりがいも湧いてくる。ぜひ経営者だけでなくサラリーマンのヒラ社員も読んでもらいたい。

  • 歴史物は嫌いだったが、経営者必読の一冊

  • 身のある書とは本作品のことをいうのだろうと思える書であったあ。「小説」と題しているが、紛れもなく経営書であり、企業の管理職や役員の研修において課題図書として使用できそうな内容である。
    著者による脚色はいくらかあるとはいえ、名君:上杉治憲の私心の無さには本当に恐れ入る。米沢藩の中興の祖となりえるのであるが、改革の見通しが立つや否や前藩主重定の世子:治広にさっさと家督を譲り隠居してしまう。それも35歳で、である。視野の広い経営者とは上杉治憲のことをいうのだろう。
    故ケネディ米元大統領が「もっとも尊敬する日本人」として上杉治憲を挙げているが、このような世界に誇れる名君が存在したことを、誇りに思うべきである。
    経営とは縁遠い私も、仕事や家庭で改革が迫られる際に、もう一度読み直してみようと思う。

  • 通読7回目。日本人の美しい心と深い愛が書かれてます。

  • これこそ真のリーダー。最後のシーンは泣けた。私も自分に部下が出来たら、こんなふうに自分の足りない部分をしっかり認めて助けてもらいながら、でも組織の向かうべき方向性はしっかり示すことが出来るようなリーダーになりたい。この本をくれた上司に感謝。

  • リーダーを目指す方に

  • 「私が騙されようとも私が人を騙したりはしない。」

    我々の目指すべきリーダー像がこの本にはびっしり詰まっている。

    すばらしい。

    星五つ★★★★★

  • はとかくビジネスマン向けの書評の取り上げられ方をすることがあり、この『上杉鷹山』もそのような印象を持っている方も少なからずおられると思います。そうしたイメージだけではない鷹山の生きた軌跡を追いながら、生きることの意味も...

    【開催案内や作品のあらすじ等はこちら↓】
    http://www.prosecute.jp/keikan/013.htm
    【読後の感想や読書会当日の様子などはこちら↓】
    http://prosecute.way-nifty.com/blog/2006/04/post_6abf_1.html

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著者プロフィール

歴史作家。東京都知事秘書、広報室長、企画調整局長、政策室長を歴任。退職後作家活動に専念。人間管理と組織の実学を歴史の中に再確認し、小説・ノンフィクションの分野に新境地を拓く。『上杉鷹山』『小説徳川吉宗』など著書は300冊を優に越える。

「2023年 『マジメと非マジメの間で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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