土方歳三 下: 戦士の賦 (人物文庫 み 1-8)

著者 :
  • 学陽書房
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784313750463

感想・レビュー・書評

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  • 箱館戦争の頃の、土方歳三がいちばん好きだ。
    政府軍も、幕府軍も関係ない。
    飽くまでも、土方歳三として、己の信念を貫き通した。
    人間として、憧れる土方歳三が本書にいた。

  • 下巻では、二心殿(慶喜候)の優柔不断振り、ダメ将軍振りや、大鳥圭介の無能な指揮者振りが強調されている。一見さばけた知者に見える榎本武揚も、大事な決断が出来ずに敗北を引き寄せる。その中で、土方歳三の戦場における嗅覚の鋭さ、洞察力の深さが際立っている。カッコいい。

  • この人の書く土方はかっこよすぎる!六月~の沖田のエピソードが地味に混ざっていた。そういえば三好さんって有名な作詞家なんだ。私がいつも歌っていた曲にその人がいて本当に驚いた。

  • なんだか色々思う所はあった筈なのにある一カ所で全部吹き飛んでしまった。江戸城の中でブランデー飲んでいた輩がいたと!?
    福沢諭吉の「自伝」からの引用らしい。福沢諭吉よ、本当に見たの!?この時代に幕臣がブランデーを…いや幕府方はフランスか…ありえなくはないのか…。

    そっちにあんまりに驚いたけれどちゃんとした感想としては、総司との最後の別れや島田との再会シーンにグッときたりでした。

  • 最後の最後まで勢いがあった。どうしてここまで貫き通せたのか、あこがれた。

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著者プロフィール

一九三一年東京生まれ。横浜国立大学経済学部を卒業後、読売新聞社を経て作家生活に。六七年『風塵地帯』で日本推理作家協会賞を、六八年「聖少女」で直木賞を受賞する。推理・サスペンス小説、スパイ小説、歴史小説、伝記小説など広範囲なジャンルで硬筆な筆をふるう。

「2019年 『ガラスの階段 特捜検事 新編集版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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