サブカルチャー社会学

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著者 : 仲川秀樹
  • 学陽書房 (2002年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784313813090

サブカルチャー社会学の感想・レビュー・書評

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  • 「女子学生を分析して興味を引くのはファッションとサブカルチャーの関係である。サブカルチャーの源流は、流行やファッションの構造と機能にあることを前提としているものの、実際、サブカルチャーと呼ばれるものは、その時々のトレンドの周辺に位置する多様なモデルを指している」

    宗教はサブカルか?と考えてみる。
    主流文化とはもはや異なっているというのは明白な気がするし、一つの文化として見做すことも可能だとは思うが、しかしはたして「サブ」かというと疑問が残る。
    かつては「サブカル」っぽい宗教と呼ばれるようなものがあったにはあったけれど、95年以降はサブカルと宗教は切り離されて考えられてきたように思うのだ。

    サブカルの定義はそれぞれなので、ここに書くのは僕の勝手なサブカル像なわけだが、やはり本書の指摘するようにファッション性、すなわち他者をどの程度まで意識しているかというのが要素の一つとしてあげられる。また、それが神社参拝などの公的な承認を得ているようなものではなく、比較的小規模、ファッドとしての要素もある。また、本書は女子大生をサブカルの中心と位置づけているが、性別はともかくとして若い人の文化を指すものという要素もあるだろう。

    このように考えてみた時、サブカルっぽい宗教の要件としては(1)ファッションなど外部の人にもわかりやすい要素がある(密教的でない)、(2)小規模な特定集団のもの(文化というほど人口に膾炙していない)、(3)若い人の文化である、というところになるか。

    かつてのオウムがサブカルっぽいと言われていたのは、まさにこのへんの要素を持ち合わせているとみなされたからだろう。(1)に関しては疑問がある、というか彼らのファッションセンスやらはお世辞にも大したことがないようなものであったが、しかし漫画やアニメといった、他者への――ある種ジャンクと見なされているような媒体を用いての――自己呈示がそれに該当するのかもしれない。実際、彼らの教義的にアニメを用いるのは賛否両論であったと言われているから、教団としての性質が本当に(1)の意味でサブカル的かどうかは疑問が残るわけではあるが。

  • 流行からファッドへの移行現象。
    女子学生によるファッド形成。

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サブカルチャー社会学の作品紹介

ハマトラ・ボディコン・デルカジ・ロマンチック…。女子学生の流行・ファッションに源流をみる、あたらしいサブカルチャー論。

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