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- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784313861091
感想・レビュー・書評
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「治る」とはどういうことなのか。いや、そもそも「わたし」とは何なのか?
心の持ちようが病に与える影響について、12の視点とともに教えてくれる興味深い本です。
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先日読んだ「脳はなぜ「心」を作ったのか」の次にこの本を手に取ったのは本当に偶然なんだけど、内容にはかなり共通点があります。
片や、ロボット工学者。こなた、鍼灸師。立場や関心の方向も全然違うのに、同様に<わたし>とは何かに言及しています。
西洋では「わたし」が主人であり「わたし」が世界の中心にいると考えますが、東洋では「わたし」は宇宙の一部であり宇宙に生かされていると考えます。
このような話はいささか宗教的に響きそうですが、「心とは?意識とは?」に対する先日のロボット工学者の解答を読んだ後では、別に突飛でも不思議でもなくて、「やっぱそうなのね」という感じがします。
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西洋医学は、外科手術や薬品など外的な働きかけによって病気に立ち向かうわけですが、東洋医学ではむしろ人間の内的な力に着目し、それを引き出す方向を目指している。
<わたし>の声に耳を澄まし、良い<わたし>をイメージすることによって、病は癒える。
私は、けっこう真理を含んでいると思うんだけどどうでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
分類=補完・代替・統合医療。05年12月。
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