わたしが治る12の力: 自然治癒力を主治医にする

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  • 学陽書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784313861091

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  • 「治る」とはどういうことなのか。いや、そもそも「わたし」とは何なのか?

    心の持ちようが病に与える影響について、12の視点とともに教えてくれる興味深い本です。

    *
    先日読んだ「脳はなぜ「心」を作ったのか」の次にこの本を手に取ったのは本当に偶然なんだけど、内容にはかなり共通点があります。
    片や、ロボット工学者。こなた、鍼灸師。立場や関心の方向も全然違うのに、同様に<わたし>とは何かに言及しています。

    西洋では「わたし」が主人であり「わたし」が世界の中心にいると考えますが、東洋では「わたし」は宇宙の一部であり宇宙に生かされていると考えます。
    このような話はいささか宗教的に響きそうですが、「心とは?意識とは?」に対する先日のロボット工学者の解答を読んだ後では、別に突飛でも不思議でもなくて、「やっぱそうなのね」という感じがします。

    *
    西洋医学は、外科手術や薬品など外的な働きかけによって病気に立ち向かうわけですが、東洋医学ではむしろ人間の内的な力に着目し、それを引き出す方向を目指している。

    <わたし>の声に耳を澄まし、良い<わたし>をイメージすることによって、病は癒える。

    私は、けっこう真理を含んでいると思うんだけどどうでしょうか。

  • 分類=補完・代替・統合医療。05年12月。

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著者プロフィール

1941年兵庫県宝塚市生まれ。幼児期を旧満州(中国東北部)で過ごす。早稲田大学文学部卒、東京医療専門学校卒。翻訳家。癒しと憩いのライブラリー館長。日本ホリスティック医学協会副会長。訳書に『癒す心、治る力』『ワイル博士のナチュラル・メディスン』『人生は廻る輪のように』『森の旅人』『いのちの輝き」など。著書に『ナチュラル・ハイ』『ヒーリング・ボディ』『補完代替医療入門』『代替医療』『わたしが治る12の力』『スローメディスン』など。

「2014年 『講座スピリチュアル学 第2巻 スピリチュアリティと医療・健康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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