東京小説

著者 :
制作 : コリーヌ カンタン 
  • 紀伊國屋書店
2.98
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本棚登録 : 96
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784314008662

作品紹介・あらすじ

街が、物語を呼び起こす。銀座、青山、下高井戸、深川、新宿-5人の作家が書き下ろす、夢の競作集。日仏で同時刊行。

感想・レビュー・書評

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  • 東京に纏わる短編集。
    こんな場所もあるのねーと東京って小さいけど広いなぁ。

  •  2000年頃、フランスの出版社が都市について地元の作家に小説を書かせるオムニバスの企画があり、その東京編。
     驚くのは、誤植が異常に多いこと。ざっと見て5ヶ所ぐらい、助詞の一部とかヘンなところが抜けている。その後角川文庫などに入ってるようだが、そこでは修正されてるのだろう。

  • 装丁、そしてタイトルに惹かれて読みました。どの短編にも東京の街の描写があり大都会東京がイメージできた。椎名誠の「屋上の黄色いテント」。やむにやまれぬ理由があってビルの屋上で生活する主人公の話。楽しみながら生活してるのが微笑ましい。林真理子の「一年ののち」は東京に憧れ、男の肩書きに惹かれた女性の話。これも深いな~と思わせる短編。他の「夢子」「新宿の果実」も面白かったけど、唯一、そう思えなかったのが「主婦と交番」全く理解できないストリーだった。

  • 題名通りの短編集。
    2014.11.26

  • 2014/9/29 読了

  • 街が、物語を呼び起こす。

    それぞれ東京を舞台にした、5人の作家による5つの短編集。

    街があって物語はさまざな顔を見せ展開していく。

    乗り物恐怖症の主婦が、娘のために警視庁見学に行く
    「藤野千夜/主婦と交番」が一番印象的かな。

    「村松友視/夢子」は正直理解できなかった(´Д`)

    藤野千夜の事実を今更初めて知ってしまった、)^o^(

  • 東京を舞台・テーマにしたアンソロジー小説。

    「屋上の黄色いテント」 著・椎名誠 銀座
    火事でアパートを焼け出された男の話。
    ラストは少々、早足になりすぎた印象。

    「一年ののち」 著・林真理子 青山
    男をブランド感覚で見る女。
    相手に望むもの、相手に望まれるもの。現実的なだけに複雑。

    「主婦と交番」 著・藤野千夜 下高井戸
    着眼点が面白い。
    確かになんで交番には婦警さんがいないのか!?

    「夢子」 著・村松友視 深川
    夢は見るのか、見せられるのか、それとも。
    男たちが話すのは、夢子という女性のこと。

    「新宿の果実」 著・盛田隆二 新宿
    フィリピン人の少女に惚れた男たち。
    新宿の真実がここにはある。

    アンソロジー本で収録作品全部を読んだのは初めてかもしれない。
    全作品を通して短編であるため、物足りなさは拭いきれないし、物語のその後も気になるが、「主婦と交番」は特に面白かった。

  • 東京などを舞台とした作品です。

  • 2000 短編小説「新宿の果実」を寄稿

  • 林真理子『一年ののち』(青山)と、藤野千代『主婦と交番』(下高井戸)が面白かった。でも、全体的に、想像しとった内容とはちょっと違った。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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