リーマン博士の大予想 数学の未解決最難問に挑む

  • 40人登録
  • 3.33評価
    • (1)
    • (2)
    • (9)
    • (0)
    • (0)
  • 3レビュー
制作 : 黒川 信重 
  • 紀伊国屋書店 (2004年12月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784314009737

リーマン博士の大予想 数学の未解決最難問に挑むの感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 「リーマン予想」という数学の難問を覗き穴にして、数学者という不思議な部族の生態を紹介する本。これは数学の本じゃなくて、数学の王国におじゃましたウルルン滞在記とか、そういう感じの「数学者生態観察ドキュメンタリー」だとおもって、お気楽にチャレンジするのが吉。

    「リーマン予想」つーのは数学の世界で現在絶賛突貫中の長距離海底トンネルみたいなもん。で、この本、基本はトンネル掘りたちのプロジェクトXなんだけど、テレビ番組と違うのは、まだこのトンネル開通してないってこと。つーか、ほんとに開通するのやら、いつ開通するのか、まるで見通し付かないというありさまで。
     それでも自分なりの見当つけて、いろいろ掘ってる変人たちの、横顔がすんごく魅力的に紹介されていくわけですよ。もちろん、掘ってるトンネルがどういう役に立つかとか、どのくらい昔から掘り進んでいるのかとか、そういう説明もちゃんとしてる。でも、とくに数学的な素養なくても、じゅうぶん楽しめるようにできている。
     
     難しい説明もたとえ話を多用して、雰囲気だけはちゃんとわかるように工夫されているし、挿話も豊富。『博士の愛した数式』(小川 洋子/新潮社)のもとネタだろうなぁというエピソードもあり。個人的には、小説の人物よりもずーっと魅力的だった。
     どんな人におすすめ、というのはなかなか難しい。「なぜ山に登るのか」と言われて「そこに山が…」と言われても、やっぱわかんないでしょ。でも、この本は、山の魅力、登山に見せられた人の情熱を、懸命に引き寄せてレポートしている。個人的にはとても愛すべき本。

  • 今までずいぶん人文科学的な啓蒙書的な本を読書してきたが、たまには理数系の本も読んでみることにした、当然数学については素人当然なんで、書いてある内容自体は把握を難しいが(当然である)、現状数学者がどのような道筋で難問解決に向かっているのか?っということが見えてきてとても面白かった。解決不可能といわれていた「フェルマーの定理」が1995年に解決されていらい、1900年にヒルベルトが提起して10の難問の内、フェルマーの定理が最大にインパクトのある難問であろうと思う。
    基本的には素数に関する命題なので、解決されれば現在の暗号化技術も含めて大きく社会(実際社会)にインパクトがあるのではと考える。

  • 高校数学レベルの知識も危うい人間が読んでもなんとか理解できる、初心者向けの本だと思う。対数や指数、方程式や無限級数等についても巻末で親切に説明してくれている。
    それでも、これを読んだだけではリーマン予想の概要をなんとなく眺めたにすぎず、真にリーマン予想を理解するにはどこかの大学にでも通って二三年は勉強しないと無理だと本文中には書かれていた。
    個人的にはリーマン予想の重要性と証明の困難さがわかっただけで充分満足。

全3件中 1 - 3件を表示

カール・サバーの作品

リーマン博士の大予想 数学の未解決最難問に挑むはこんな本です

リーマン博士の大予想 数学の未解決最難問に挑むを本棚に「読みたい」で登録しているひと

リーマン博士の大予想 数学の未解決最難問に挑むを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

リーマン博士の大予想 数学の未解決最難問に挑むを本棚に「積読」で登録しているひと

リーマン博士の大予想 数学の未解決最難問に挑むの作品紹介

「フェルマーの最終定理」を超える、100万ドルの懸賞金つき超難問とは?150年も解けない証明に挑む数学者たちの肉声に迫る。

ツイートする