- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784314010870
感想・レビュー・書評
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「お金はちょっと愛に似ている。誰もが一生追い続けるわりにその正体を真に理解する人は少ない」・・・お金って何?と疑問を抱いた著者が、1年間お金を使わずに生活するという実験をした。といっても、ホームレスのサバイバル日記ではない。最終的には「地域社会の中での自給」を目指し、自分のスキルを換金するのではなく、地域コミュニティーで「与え合い」をしてはどうかと提案。自分の生活に彼のスタイルを取り入れることは不可能だが、哲学としてとても共感できた。
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emikotakagiさんとてもおもしろい試みをした著者ですね!愛と似ている、というのはなるほどです(笑)とてもおもしろい試みをした著者ですね!愛と似ている、というのはなるほどです(笑)2012/03/22
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「いのちの食べ方」という映画があったが、それと同様に筆者が「消費者と消費されるものの断絶」を指摘していたことが印象に残った。
最終的にはコミュニティの力だということや、小さな社会へ戻っていくのが理想なのかと感じた。
人間も動物であるということを、改めて思う。 -
物々交換の経済って悪くない。では持たざる私はどうやって食らうのだろう。思案の一書になるな。
➡ 読み終えた。 原書も読みたいな。 -
お金を使わない生活といったら、原始人みたいな、完全自給自足生活かと思ったんですが、パソコンも携帯電話も使ってるんですね。ソーラーシステムで充電して。
いろんなことで予想が外れて意外な思いをし、楽しく読みました。著者自身、苦労もあったけれど楽しんていたようです。
星5つにしようかと思ったけど、カバー写真が迷惑だったので星1つ減点。胸毛もじゃもじゃの半裸男性の写真は、電車内で本を開きづらくします。それでも読んでましたが(笑) -
2階書架 : 936/BOY : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410167186
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テーマややっていることはとても面白いのに、文章で損してる気がする。
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◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB07558410 -
他のレビューでもあるように、どこかに引きこもって隠居生活をするサバイバル術ではなくて、都心近郊で文字通り「カネなし」生活を送るといった内容です。
この「カネなし」という考え方が私には馴染みがなく、最初は?がいっぱいでしたがどうやら経済の本ということが読み進めて分かっていくと、面白いと感じることが出来ました。
ペイ・フォワードの精神やカーボンフットプリント、フードマイレージを常に意識している著者の考え方は聡明であり、私も買い物など何か消費を行う際に意識出来ればと思えました。
意識して行動する大切さを学んだように思います。
ただ、本の紹介にある現代の『森の生活』という表現はちょっと言い過ぎに思えます。 -
お金を使わずに1年間暮らした記録。メリットやデメリットが赤裸々に書かれていて面白かった。
必要なものは、拾ったり借りたり貰ったり。
お金を介在することでそのものの価値が見えなくなり、不当な価値で取引されている。というと、カカオやコーヒー豆が思い浮かぶが労働者階級の人々は全員他人事ではないと感じた。
完全にお金を使わずに生活しようとすると、知識や教養覚悟が必要なので
私は少し消費を減らした生活をやってみようと思った。