悪癖の科学--その隠れた効用をめぐる実験

  • 185人登録
  • 3.32評価
    • (6)
    • (6)
    • (15)
    • (7)
    • (0)
  • 14レビュー
制作 : 藤井留美 
  • 紀伊國屋書店 (2016年8月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784314011419

悪癖の科学--その隠れた効用をめぐる実験の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • うーん、胡散臭い感じが拭えない。例えば悪態をつきながら氷水に指をつけると、そうでない場合より痛みに強くなったという実験。スポーツ選手は声を出した方がパフォーマンスが上がるらしいが、それと同じでは?つまり悪態である必要はないのでは。あと全体的に、二群間の比較を論じるなら被験者数とかp値とかも載せてほしい。8つの悪癖の中ではストレスの章が一番面白かった。ユーストレス(良いストレス)は幸福感を増やす、感情を自己抑制する、記憶力を向上させる。

  • 飲酒や危険運転、F*ck のような罵声語、ストレスなど、必ずしも「よくない」とされている行動について、様々な実験を紹介した一冊。「よくないとされているにもかかわらず、人間がそれらの行動をするのは、何らかのメリットがあるからに違いない」というのがそもそもの着想で、実際に実験をしてみると、たとえば「罵声語を発っしていると人間のストレス耐性が高まる」ということが明らかになったりする(著者はこの研究によりイグノーベル賞を受賞している)。逆に、恋のように良いことの負の側面に注目したり、死の価値について示唆したりと話題と観点は多岐におよび面白い。もちろん、心理学のことだから、真逆の結果を示している研究も同じくらいたくさんあるのだろうし、記述を真には受けられないけど、暇潰しには丁度良い一冊。

  • ・お酒は、まったく飲まない人より適度に飲む人のほうが健康。ただ、飲み過ぎては勿論駄目。
    ・クーリッジ効果‥‥こんな効果の名前に取られたアメリカ大統領w
    ・退屈からアイデアが生まれる
    ・悪態で深まる絆
    ・ユーストレスとディストレス
    ・ドラッグは健康的な社会状態のラット達では蔓延しない。

    思ったほど発見はなかったな‥‥訳が少しなんだかかしら。
    なんでそんなことをするのか? について、そういう生き物である、という言い訳になるかもしれない本w
    死ぬのは割とハッピーかもよ!

  • 悪態が痛みを和らげる研究でイグノーベル平和賞を受賞している著者。
    視点が面白い、世の中でマイナスイメージを持たれている事柄にも"隠れた効能"があるのではないか?

    臨死体験を調べるために天井側にメッセージを書いたボードを数カ国、十数ヶ所に取り付けた研究は傑作。
    確かに幽体離脱した人は、天井近くにいたということが多い。
    シンプルで分かりやすい!
    残念なのは、ボードを取り付けた処置室で臨死体験をした人がいなかったため、確認ができなかったこと。

    知ったからどうなるという話が多いのだけれど、研究している人たちは、さぞかし楽しいだろうなぁ。
    と思いながら読んだ。

    各章のタイトル挿絵もクスッとさせる。

  • 通常あまり良しとされない行動などの効果(良い面など)について、実験などの結果をもとにした研究等を紹介した本。
    読み物としてはこういうのあまりないですし、それなりに面白いんじゃないかと思います。
    なんとなく、最後の「臨死体験はポジティブな感想が多いため、死ぬっていうのは怖くないのかもね」ってのが心に残りました。

  • 科学者は、悪癖を科学で分析せずにはいられない。

  • いけないとわかっていながらやめられない行為「悪癖」についての、そのリスクはもちろん、隠れた効用を科学的に探る本。

    セックス、飲酒、悪態、高速運転、恋愛、強いストレス、サボり、臨死体験等々、これって悪癖‽と思われるものまで網羅し、科学的に分析してある。
    たとえば、道路でスピードを出し過ぎる事には、退屈なドライブによる白昼夢を予防する効果がある等、眉をしかめられるような行為にも有意性があることを検証する。

    こんなこと誰が考えつくの?と思われるような実験のあれこれがおもしろい。

    著者は、「悪態が痛みをやわらげる」研究でイグ・ノーベル賞を、科学研究と社会の橋渡しを支援するウエルカム・トラスト・サイエンス・ライティング賞を受賞していて、軽快な文章は読みやすい。
    各章のはじめの漫画もシュールで楽しい。

  • 読みにくし。あまり日本人に当てはまらないなー。

  • レビューはブログにて
    http://ameblo.jp/w92-3/entry-12217408019.html

  • 小ネタとして面白い。

全14件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
佐々木 圭一
エラ・フランシス...
トマ・ピケティ
松村 真宏
スティーブン・ピ...
シーナ・アイエン...
村田 沙耶香
ヴィクトール・E...
有効な右矢印 無効な右矢印

悪癖の科学--その隠れた効用をめぐる実験を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

悪癖の科学--その隠れた効用をめぐる実験を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

悪癖の科学--その隠れた効用をめぐる実験を本棚に「積読」で登録しているひと

悪癖の科学--その隠れた効用をめぐる実験の作品紹介

1983年、アメリカ泌尿器科学会の年次総会でのこと。
当時60歳のG. S. ブリンドリー教授の演題は「勃起不全の血管作動性療法」だった。
ペニスに薬剤を注入する新たな治療法を講演する予定だったブリンドリー教授は、
演壇から舞台前方に歩み寄ってパンツを下ろし、自身の研究結果として、
「腫脹の程度をじかに確認できる」機会を提供しようとしたのだ。

ところ変わってイギリスの某大学、とある研究室からは、
「ファック、ファック、ファック……」という声が聞こえてくる。
これは本書の著者リチャード・スティーヴンズの研究室で、
汚い罵り言葉が痛みへの耐性を高めることを実験していたのだった。

人間は未だ謎の宝庫だ。
翌朝が大事な会議でも深酒し、セックスに心をかきみだされる。
刺激を求めてバンジージャンプをする。「クソ野郎!」と叫んで高速道路をかっ飛ばす。
――人間は、なぜ世間が眉をひそめるようなことをついやってしまうのか? 
――わからない……なぜなのか……知りたければ実験だ!

世の中の謎を解こうと、世界中の研究者たちが日夜実験に没頭している。
イカのセックスを観察したり、ラットの勃起回数を計測したり、自らスカイダイビングまでする。
主流科学の陰にひっそりと咲くちょっと変わった科学研究に着目した心理学者が、
一部の悪癖には隠れた効用があることを示す研究成果の数々をユーモラスに紹介する。

ツイートする