みるみる理解できる量子論: 相対論と並ぶ自然界の2大理論摩訶不思議なミクロの世界 (ニュートンムック Newton別冊サイエンステキストシリーズ)

著者 :
  • ニュートンプレス
3.38
  • (1)
  • (4)
  • (11)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 52
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784315517842

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • -内容- 難解といわれる量子論を数式なしでわかりやすく解説。量子論を理解するキーワード「波と粒子の二面性」と「状態の共存」を取り上げて量子論の核心にせまるほか、量子論が明らかにしたさまざまな現象などを紹介する。

  • ・原子のサイズ以下程度のミクロな物質は,ニュートン力学では説明できない摩訶不思議なふるまいをする.
    ・バットで打ったボールが飛んでいくのは,表面の電子同士が反発しあうから.

    『波と粒子の2面性』
    ・波と粒子の2面性.回折で波の性質,光電効果で粒子の性質がわかった.ミクロな世界では,全てのものが2面性を持つ.

    『状態の共存』
    ・一つの物体は,同じ時刻に複数の場所に存在できる.
    ・観測をすること自体が,電子の状態に影響を及ぼす.(電子の2重スリット実験)
    ・電子の波は,電子の発見確率をあらわす.

    『量子論の核心に迫る』
    ・コペンハーゲン解釈「電子の波は,マクロな物体と相互作用すると収縮を起こす.」
    ・アインシュタインは,「紙はサイコロをふらない」と言って反対した.
    ・位置と運動量の不確定性関係をハイゼンベルグが提唱した.

    『発展する量子解釈』
    ・エネルギーと時間など,ペアになると不確定性関係が存在する.
    ・量子コンピューター.共存した状態に基づく重ねあわせ処理をおこなう.

  • 面白かった! 初心者の私でも楽しんで読むことが出来ます。
    わくわくが詰まった本です。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

成蹊大学非常勤講師、元・東京大学大学院総合文化研究科専任講師。理学博士。1949年、千葉県生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。専門は理論物理。研究テーマは、素粒子物理学、宇宙論、量子論(多世界解釈)、科学論など。

「2020年 『物質の究極像をめざして』 で使われていた紹介文から引用しています。」

和田純夫の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
スペンサー ジョ...
早川 いくを
ダニエル・ゴール...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×