みるみる理解できる量子論: 相対論と並ぶ自然界の2大理論摩訶不思議なミクロの世界 (ニュートンムック Newton別冊サイエンステキストシリーズ)
- ニュートンプレス (2006年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784315517842
感想・レビュー・書評
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-内容- 難解といわれる量子論を数式なしでわかりやすく解説。量子論を理解するキーワード「波と粒子の二面性」と「状態の共存」を取り上げて量子論の核心にせまるほか、量子論が明らかにしたさまざまな現象などを紹介する。
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・原子のサイズ以下程度のミクロな物質は,ニュートン力学では説明できない摩訶不思議なふるまいをする.
・バットで打ったボールが飛んでいくのは,表面の電子同士が反発しあうから.
『波と粒子の2面性』
・波と粒子の2面性.回折で波の性質,光電効果で粒子の性質がわかった.ミクロな世界では,全てのものが2面性を持つ.
『状態の共存』
・一つの物体は,同じ時刻に複数の場所に存在できる.
・観測をすること自体が,電子の状態に影響を及ぼす.(電子の2重スリット実験)
・電子の波は,電子の発見確率をあらわす.
『量子論の核心に迫る』
・コペンハーゲン解釈「電子の波は,マクロな物体と相互作用すると収縮を起こす.」
・アインシュタインは,「紙はサイコロをふらない」と言って反対した.
・位置と運動量の不確定性関係をハイゼンベルグが提唱した.
『発展する量子解釈』
・エネルギーと時間など,ペアになると不確定性関係が存在する.
・量子コンピューター.共存した状態に基づく重ねあわせ処理をおこなう. -
面白かった! 初心者の私でも楽しんで読むことが出来ます。
わくわくが詰まった本です。