みるみる理解できる量子論: 相対論と並ぶ自然界の2大理論ミクロの世界では常識が通用しない!? (ニュートンムック Newton別冊サイエンステキストシリーズ)

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  • ニュートンプレス
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784315518542

感想・レビュー・書評

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  • 目から鱗。ぼろぼろぼろ

    私達が普段みてる世界=マクロの世界と、ミクロ界の常識がこんなに違うなんて‥。信じ難いけれど、無限に広がる未知な世界に猛烈に興奮する!
    量子論ってとても哲学的だー。心が震える!



  • mmsn01-

    【要約】


    【ノート】

  • 図がわかりやすいね!

  • * 現代物理学の基礎理論は、量子論と相対性理論。
    * 電子や光子などのミクロな物質は、波と粒子の性質を併せ持つ
    * 波の性質:二重スリット実験で干渉縞が生じる, トーマス・ヤング
    * 粒子の性質:波長が長いと明るくても(振幅が大きい)光電効果が起きず、波長が短ければ暗くても(振幅小)光電効果が起きる, アルバート・アインシュタイン
    * 波長の長短:エネルギーに相当。短いほど強い。明るさ・振幅:量に相当。明るい程多い。
    * 両方ないと説明できない事例
    * 遠くの星が目で見える:どこから見ても見えるには波の性質が必要、しかし目の網膜が認識するには一定のエネルギー:粒子性が必要。
    * 位置と運動量を同時に正確に決められない不確定性関係, ウェルナー・ハイゼンベルク
    * トンネル効果:陰イオンの壁があってもエネルギーの低い電子がすり抜けられる場合がある。
    * 事例1. 原子核のα崩壊。強い核力で結びついている原子核からα粒子が飛び出す
    * 事例2. 太陽の核融合反応。水素原子核同士の衝突・合体に本来数百億度の高温エネルギーが必要だが、太陽は1500万度程度。
    * 相対性理論により、エネルギーから質量をもった物質を生み出せる -> 加速器で実証済
    * 不確定性関係と相対性理論より、ごく短時間なら真空でも物質が発生・消滅できる
    * 量子論は化学元素の周期性、化学反応、分子の安定性、半導体や金属・絶縁体の性質を解明。
    * 自然界の4つの力:電磁気力、強い核力、弱い核力、重力。量子論は重力以外の説明に成功。
    * 電磁気力:静電気、磁石等
    * 強い核力:陽子や中性子を結びつける力
    * 弱い核力:中性子が陽子・電子・ニュートリノにβ崩壊する力
    * 量子論と一般相対性理論(重力)の融合は難航中。超ひも理論が有望。
    * 通説の膨張宇宙論では当初ミクロなため、マクロな宇宙でも量子論を無視できない。

    http://sunyata-bookreview.blogspot.jp/2013/11/newton.html

  •  量子論によれば、この世の根本は不確定。曖昧模糊。
     そして、日常の感覚では理解できない世界が展開されます。
     
     例えば「1つの電子」が、同時に「2つの扉」を通るとか。
     
     どっちかに存在するのではなく、どっちにも50%ずつ、
     ある一つの電子が存在しているんですって、奥さん。
     
     最終的には、何事も不確定としか言えない、量子論。
     
     かの有名なアインシュタイン博士は「神はサイコロを振らない」と言い、
     最後まで量子論を受け入れなかったそうですよ、奥さん。
     
     まぁ、興味のある方は、どうぞ。

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著者プロフィール

成蹊大学非常勤講師、元・東京大学大学院総合文化研究科専任講師。理学博士。1949年、千葉県生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。専門は理論物理。研究テーマは、素粒子物理学、宇宙論、量子論(多世界解釈)、科学論など。

「2020年 『物質の究極像をめざして』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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