大隕石衝突の現実: 天体衝突からいかに地球をまもるか

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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784315519631

作品紹介・あらすじ

もし、少しでも大きな小惑星が地球に衝突したら、いったいどんなことがおきるのか。人類に壊滅的な被害をもたらしうる小惑星の衝突を、あらかじめ察知することはできるるのか。地球に接近しうる小惑星をめぐる、最新の科学情報をまとめた一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 人類が滅亡するほどの大きな隕石が衝突する確率と、隕石が衝突した場合に起こりうる災害の大きさと様子について知りたくて手に取りました。

    ・大きな隕石は何億年に1度のスパンでしか落ちてこない
    ・大抵の危険な小天体は同定済み、監視下に置かれている
    ・突然衝突する小天体は太陽の方角からやって来る

    といったことがわかりました。

    確率的には低いけれども起こりうる、人類が滅亡するほどの大きな隕石衝突が不可避となった場合に軌道を逸らしたり衝突前に隕石を破壊したり、といったことは、現実的に可能なのかなぁ。

  • 無数の地球近傍天体をいかに発見し,衝突を回避するか。また逆にいかにして利用するか。基礎から説き起こして将来の展望まで。警鐘を鳴らすだけでなくポジティブな可能性も探っていく姿勢はとても好感がもてる。知的資源という言い回しも素敵だ。
    チェリャビンスクの隕石落下で注目を浴びた地球への天体衝突。それをきっかけに98年の『小惑星衝突』に15年ぶりに加筆され出版されたのが本書だそうだ。
    天体衝突の痕跡である世界各地のクレーター紹介,小惑星・彗星の科学,衝突によっていかなる現象が起き被害がもたらされるか,火山噴火との類似と相違,地球をどのように護るのか,NEOとのつきあいかたまで幅広い内容。人類に滅亡をもたらす天体衝突を回避するために,核エネルギーの利用という選択肢も捨てがたいようだ。

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