本書では変分法の基礎と、力学の量子力学への応用を解説する。
baxさんの感想
2014年11月22日
[ 内容 ] 本書では変分法の基礎と、力学の量子力学への応用を解説する。 いうまでもなく物理は数学でもなければ、数学は物理でもない。 しかし、数学的手法は物理をマスターするための良きにつけ悪しきにつけかんじんなポイントとなる。 変分原理とは物理法則をある積分の形の極値問題として表現したものである。 [ 目次 ] 1章 序論として―光路と測地線 2章 変分法の基礎理論 3章 力学に関する変分原理 4章 ハミルトン形式の解析力学 5章 量子力学における変分法 6章 原子構造と超伝導 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
筑波大学名誉教授、理学博士。1934年 中国旅順市に生まれる。東京大学理学部卒業、東京大学大学院博士課程修了。東京大学助手・講師・助教授、筑波大学教授などを歴任。主な著書に『固体物理学』『電磁気学入門』(以上 裳華房)、『物質の量子力学』(岩波書店)、『演習 量子力学[新訂版]』(共著)『量子力学[新訂版]』(以上、サイエンス社)、『べんりな変分原理』(共立出版)などがある。 「2006年 『工科系のための 現代物理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」