かわいそうなぞう (おはなしノンフィクション絵本)

著者 :
  • 金の星社
4.07
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本棚登録 : 1188
感想 : 131
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784323002118

感想・レビュー・書評

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  • 1回目、号泣。
    声が震えて読むのがやっと。
    2回目はあらすじをわかっているから泣かないだろうと思っていたが、中盤からやはり泣く。
    3回目以降は、辛いので読んでいない。

    可愛がっているぞうを生かしておきたい飼育員の気持ち、罪のないぞうに酷いことをする罪悪感。
    ほんと、辛すぎる。
    この悲惨さが伝わる文章と絵がすごい。

    (‥だけど、絵本でたまにある作家さんのサインが片隅にあるのを発見すると、何だか気持ちが冷める)

  • 悲しくてとても残酷でした。けれど私はこの本は嫌いじゃありません。残酷だけれど象がどれだけ愛されていたか分かりました。

  • 太平洋戦争中、上野動物園では空襲で動物たちが逃げ出して暴れたら大変だからと、次々殺されていきました。上野動物園にいた3頭の象と動物園の人の姿を描いた作品で、戦争の悲惨さを伝える作品として有名です。

    空腹で力が出ない中で身を寄せ合って芸をする象たち。死んだ象にとりすがって戦争をやめてくれと泣き叫ぶ動物園の人たちの姿。涙が出てきてしまい、声に出して読めません。あまりにつらい。終戦記念日に平和への思いをこめて朗読する方もいらっしゃいます。その方の平和への強い意志に本当に頭が下がります。
    戦争が何をもたらすのか伝える絵本。これから先も、読み継がれてほしい。

  • わかっているのに何回読んでも毎回本屋さんで立ち読みしては泣いてしまう。
    人間のエゴで犠牲になる動物が切な過ぎる。
    国家の問題として「戦争はいけない」と一言で片付けるのではなく、個人のなかに戦争の種が誰にでもあるというのを大人も子どもも知らなきゃいけないという気持ちになります。

  • 2008/1/25

  • 考えさせられるお話やったし泣きそうになった

  • 『ひょうのはち』と同じ物語。
    上野動物園のいろいろな動物達には、悲しいエピソードがまだまだあるのかな......。戦争はよくない。人間にも動物にも。誰にとってもよくないよ.....

  • 戦争でたくさんの人が亡くなったけれど、動物園に連れてこられた動物たちも人間の勝手で殺された。ほんとうにむごいことだ。

    毒入りの餌を与えてもうまくかわして食べないので結局餓死させることになる。象自身は餌を与えられない理由を知る由もなく、餌をもらおうと弱った体の力を精一杯振り絞って芸をする。そのいじらしさが物悲しい。象の飼育員は耐えかねて餌と水を与えるが象は徐々に衰弱していって死んでしまう。

    子供にも悲しみが伝わりやすい戦争の話だし、
    戦争が与える影響の広さも知ることができる
    よい絵本だと感じた。

    絵本とは別の話になるが、上野動物園には窮屈そうな檻の中にいる象がいて、私はいつもその象の前に行くと手を合わせて謝ったり祈ったりしてしまう。飼育員さんは愛情を持って接してくれているのだとは思うのだけど、どこまでいっても人間の勝手なのかもしれない。悩ましい。

  • 今は子供に読んでます。

  • もうすぐ終戦記念日。忘れてはいけない、読み継がれなければならない1冊。

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