はるかぜのたいこ (くまのがっきやさん)

著者 :
  • 金の星社
3.73
  • (14)
  • (11)
  • (26)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 165
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784323002422

作品紹介・あらすじ

秋のおわりのある日、野原のくまのお店を訪ねたのは、寒がりうさぎさんでした。くまのもってきた“大だいこ”をドーンとたたくと、ふしぎふしぎ。あたりは一面、春の野原に…。あたたかな春のイメージがふくらむ絵本。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • くまの楽器屋にやってきたうさぎは、セーターを着てブーツをはき、
    てぶくろにえりまき、寒くて寒くてたまりません。そんなうさぎに
    くまはたいこを持ってきて、「どーんとたたいてごらんなさい」。
    うさぎがたいこをたたいて目をつぶると、あったかい風がふき、
    菜の花のにおいもしてきました。ことりの声も聞こえます。
    誰もが待ち焦がれ思い描く春の景色を、葉祥明のパステルカラーの
    やわらかく優しい絵がぴったり表現しています。
    厳しくつらい冬だからこそより一層春を待つ楽しみ、春を迎える喜びを
    実感できるのだなぁとあらためて感じます。

  • 「秋のおわりのある日、野原のくまのお店を訪ねたのは、寒がりうさぎさんでした。くまのもってきた“大だいこ”をドーンとたたくと、ふしぎふしぎ。あたりは一面、春の野原に…。あたたかな春のイメージがふくらむ絵本。」

  • 寒がりウサギさんが、くまさんから教えてもらった太鼓をドーンとたたくと、春の香りが・・・太鼓を叩くってけっこう力が必要だし身体もあたたかくなります。そんなイメージと美しい花園が重なります。

  • たいこでポカポカになるお話。まさに春になろうとしている今にふさわしい一冊でした。(5歳)

  • 絵もお話もやわらかい。でも…。

  • 自宅の本棚

  • 安房直子さん作&葉祥明さん絵の本です。
    ほっこりするストーリーでした。
    たいこが欲しくなりました(笑)
    『あめのひのトランペット』も読んでみたいです。

  • 90

  • これでうさぎさんもひとあんしん

  • 私好みの絵本。まず絵がかわいらしく美しい。ストーリーも不思議さがあってよい。季節は冬。たたくと暖かくなる大太鼓の話。

全19件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

安房直子(あわ・なおこ)
1943年、東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。在学中より山室静氏に師事、「目白児童文学」「海賊」を中心に、かずかずの美しい物語を発表。『さんしょっ子』第3回日本児童文学者協会新人賞、『北風のわすれたハンカチ』第19回サンケイ児童出版文化賞推薦、『風と木の歌』第22回小学館文学賞、『遠い野ばらの村』第20回野間児童文芸賞、『山の童話 風のローラースケート』第3回新見南吉児童文学賞、『花豆の煮えるまで―小夜の物語』赤い鳥文学賞特別賞、受賞作多数。1993年永眠。

「2022年 『春の窓 安房直子ファンタジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安房直子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×