くまのこうちょうせんせい

  • 金の星社
4.05
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本棚登録 : 817
感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784323013640

感想・レビュー・書評

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  • ネットで紹介されていた本
    余命宣告されても学校にかよい『命の授業』をつづけた、神奈川県茅ヶ崎市の浜之郷小学校校長・大瀬敏昭先生の言葉から生まれた絵本
    「(略)子どもはちいさくてよわいものなのです。子どもたちのいたみをわかちあうのが、大人の役目だとおもいます」
    いもとようこさんのほんわか優しい絵とともに。

    できないことには何か理由があるのかも
    それは子どもの心を傷つけていることなのかもしれない
    がんばればできるよと励ましだけではなく
    寄り添う気持ち
    できなくてもいいんだよとその時の子どもを認める大人がひとりだけでもそばにいれば
    大丈夫という安心感を持っていろんなことにがんばれる心が育つ

  • 巻末にある、『子どもはあかるく元気がいちばんと、大人はおもいこんでしまいます。でも本当は子どもはちいさくてよわいものなのです。子どもたちのいたみをわかにあうのが、大人の役目だとおもいます』という言葉にとても考えさせられました!

  • なかま

  • くまの校長先生、門の前にいたのかな? おれの学校は、校長先生以外がいる。この学校は、校長先生が門の前にずっといるのが、びっくりした。

  • 「あいさつは大きい声で」は実は当たり前ではない。それよりも,あいさつする気持ちが大切だと感じられる絵本。(これは本の主題とはずれているが)
    ひつじくんの心の優しさや勇気,そして,いざという時に行動できる素晴らしさに拍手を送りたい。

  • 大きな声のくまのこうちょうせんせいが入院して小さな声しか出せなくなって初めて知る、小さな声のひつじくんの気持ち。
    大きな声は自分を悲しくさせるもので、ひつじくんは怖かった、という理由にハッとさせられ、くまのこうちょうせんせいの「おおきなこえを だそうとおもっても、だせないときが あるんだね。できなくなって、はじめてわかったんだ」の言葉が7歳の息子のことでわからないと悩む今の自分に深く刺さる。ひつじくんは息子で、くまのこうちょうせんせいは自分だな…この涙がこぼれそうになる胸の痛み、忘れないでおこう。

    あとがきの「子どもはあかるく元気がいちばんと、大人はおもいこんでしまいます。でも本当は、子どもはちいさくてよわいものなのです。子どもたちのいたみをわかちあうのが、大人の役目だとおもいます」という大瀬先生の言葉をいつも忘れずに息子と向き合っていきたい。

  • 4歳1ヶ月

    保育園で子が借りてきた絵本。


    くまのこうちょうせんせいが病気になって
    学校をおやすみ。
    校長先生は、しばらくお休みしたあとに、病院から学校に通う許可をお医者さんからもらって、日課だった校門前での朝のあいさつ。
    でも以前のような大きな声は出せません。


    ひつじくんと病気の校長先生のお話。
    お話の視点は校長先生がメインですが、ひつじくんの視点もあり、両者の気持ちを考えることができる内容。


    実話が基になっているというあとがきに衝撃でした。


    大きな声で挨拶しないとダメ的なものも
    子はこうあるべきっていう大人の思い込みであって
    そういうものを大人が子供に価値観を押し付けた態度をとっていないか考えさせられる絵本でした。

    ひつじくんがおっきな声が苦手な理由が、
    おっきな声でパパママが喧嘩とか、
    リアルに子供にもありそうな内容だったので、反省。



    子供の反応的には
    ひつじくんがおっきな声を出すところで、
    子供も自発的に真似しておっきな声で読んでました。
    ひらがなも濁点は難しいですが少し読めるので、
    「これは何て書いてあるかわかる?」とタイトルあてをして、
    絵本の中で何度も出てくるキーワードの「おはようございます」の文字にも注目させたりして読み聞かせしました。
    2回続けて読まされたので、普通に気に入ったようなので、可もなく不可もなく★3つ。

  • こうちょうせんせい素敵です

    相手と同じ立場になってはじめてわかること
    それをストーリーにしてくれています

  • 2023.10.5 1-2
    ✳︎
    2023.2.9 1-2

    2021.6.2 1-4

  • 2021年度 幼稚園5歳児
    これは本当のことを元にしたお話です。
    少し切なくなる内容も含まれていますが、最後まで読み終えたときには
    とても温かな気持ちになれます。
    校長先生とひつじくんのやりとりの中で(親である)私自身も考えさせられます。
    人を思いやる気持ちの大切さを教えてくれます。
    年長さんは、少し長いお話を最後まで集中して聞いてくれました。
    回数を重ねるごとに上手にお話を聞いてくれます。
    春から小学校へ進むみんなに、このお話のように優しい気持ち、思いやりを持ってこれからも周りの人を大切にしてほしいです。
    という思いを込めて選書しました。

  • 誰かがいないと嫌だという人は、その人を好きなんだと思った!

  • そう、学校ってところはやたらと大きな声を強要するから嫌なんだ。

  • 読み聞かせ6分
    本当にいらっしゃる校長先生をモデルにしたおはなしで、とてもすてきな温かい涙が出る。ぜひ命の授業などに読み聞かせしたい!

  • 3歳3ヶ月

    お話が分かりやすく、気に入っているようす。

    痩せて小さくなった校長先生、のくだりを読むと、目線がサッと校長先生に向く。
    理解できてるのかな?どんなことを考えてるのかな?

  • 正統派の良い話
    また読む

  • まだ難しかったです。いいお話なので、もう少し大きくなったらまた読みたいです。
    内容はあまり分からないとは思いますが、子供はこの絵本が大好きなようで、「せんせい」と言って読んで読んでと持ってきます。

    2歳0ヵ月

  • 読了年齢:5歳11ヶ月
    本の選択:親
    市立図書館から借りて読み。
    実話を元にしたストーリー。
    子供なりに何かは感じたようだ。

  • 校長先生とひつじくんのやり取りに感動。
    実話が元になっているとあとがきで読んで、更に感動しました。
    弟にも読んであげたい!

  • 1-1 2019/03/13
    6-1 2019/03/13 (6年生2クラスを1年4クラスに分割して実施)
    **********
    3-1 2017/11/15
    **********
    1-3 2016/09/14
    **********
    3-1 2012/02/22
    2-1 2012/02/15

  • じーんときますね。

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著者プロフィール

体の弱い息子のために自作の子守歌を作って歌っていたのをきっかけにシンガーソングライターに。「ムーニーマン」「まるこめみそ」のCMソングやナレーションを手がける。学校や福祉施設への出前ライブに積極的に取り組んでいる。代表曲にNHKみんなのうたの「パパとあなたの影ぼうし」「夢をかなえよう」。著作に『くまのこうちょうせんせい』『いつもいっしょに』『こぐまとめがね』ほか多数。

「2017年 『たんぽぽのおかあさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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