てぶくろをかいに (大人になっても忘れたくないいもとようこ名作絵本)

著者 :
  • 金の星社
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784323038872

感想・レビュー・書評

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  • 下の子がくもんの教室に行き始めたのだけど、20分くらいで勉強自体は終わってしまっているようだ。迎えに行くと、教室の片隅で熱心に絵本を読んでいる。くもんでは良い絵本をそろえてくれているから、1教科7500円で高いなぁと思うけど、まぁ、絵本に出会える場として納得しよう。
    で、先日、娘(小1)が熱心に読んでいたのが「てぶくろをかいに」。くもんの教室にあったのは若山憲さんのバージョンでした。他にもいろんなバージョンがあるみたいだけど、今後シリーズでそろえられるように、いもとようこさんのバージョンを購入。(ふりがながふってない!)
    結末が悲しくないので良いです。(同じ新見南吉さんの「ごんぎつね」はかなり悲しいので、小学校高学年になるまで待とう)。
    こどものきつねは可愛らしく、お母さんぎつねは母としての愛情と、人間を信頼できず、不安に勝てない弱さの両方が、いもとさんの絵で素晴らしく豊かに描かれている。大人(母)になった今読むと、「いや、お母さん、人間の恐ろしさを知っているならなぜこぎつねを一人で行かせるのよ!」と突っ込みどころ満載だが(笑)、不思議と子供の頃はそんな風に思わなかったな。子ども目線で読むと、冒険心がかきたてられるというか、大人が「怖いよ」「危ないよ」と言っても、勇気を出して一歩踏み出せば素敵なもの、優しい人に出会えるかもしれないという、夢が膨らむお話なのかもしれない。
    そう考えると、とっても深いお話だな、これ。

  • てぶくろをかいに行って狐の手と人間のてをだしちゃったけどきずかれずにすんだからびっくりしました。

  • 図書館より。

    いもとようこさんのイラストが好き。ても、ラストのお母さんきつねの人間に対する台詞が意味深。いい人間ばかりじゃないと、強く言いたいよ(笑)

  • 読了

  • 手袋を買いに人間の町に行く子狐の心温まる物語
    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/
    図書館・請求記号 913.6/N72/2/B12

  • いもと先生もおっしゃるように、母狐の表情…、難しいよなあ…

  • .
    素敵な絵、素敵なお話。

  • いもとようこさんのかわいらしい絵にほっこりするステキな絵本。

    純粋なこどもがピュアなまま生きてはいけない、努力をしても結局は親の地盤・看板をもった腹黒いヤツがトップになる今の日本にがっかりです。

  • きつねが手ぶくろを買いに行くお話です。人間にキツネだとばれないようにかた手だけ、人の手にしたところがすごいと思いました。

  • 小学生の時に国語の授業でこの教材をやったのを覚えています。改めて読み直して、子ギツネの成長、人間との関わり、キツネの親子愛があふれている絵本です。20歳を過ぎた今でも感動する絵本です。
    (南九州大学:もんち)

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著者プロフィール

1913年、愛知県知多郡半田町(現・半田市)に生まれる。中学時代から童話を書き始め、『赤い鳥』『チチノキ』などに投稿。東京外国語学校在学中に病を得、20代後半の5年間は安城高等女学校(現・県立安城高等学校)で教師をしながら創作活動を続けた。1943年、29歳の生涯を終える。代表作に「ごんぎつね」「おじいさんのランプ」「手袋を買いに」「でんでんむしの悲しみ」を始めとして、多くの童話・小説・詩などの作品を残す。

「2019年 『子どものすきな神さま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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