- Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
- / ISBN・EAN: 9784323090023
感想・レビュー・書評
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別冊太陽『こわい絵本』選書
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三人称体で描かれていますが、最初と最後に北極探検船が登場する構成は再現されています。
翻訳者の山主敏子さんは長年にわたって古典文学を児童書として翻訳されてきたベテランだけあって格調高く端正な文体です。
山主敏子さんの生没年は1907年~2000年ということです。単行本版が出版されたのは1984年ということだから、80近い年齢になってからの仕事ということになります。
スズキコージさんの挿絵はごちゃごちゃとした線が一杯書き込まれて黒っぽくて不気味です。
普通の人物も何となく細長くてデッサンが狂っていて不気味です。ビクターやクラーバルも何となくその後の不幸を感じさせる絵です。証言台に立つ気の毒なジュスティーヌは綺麗なんですが、魔女狩りに遭った魔女という感があります。
20世紀少年少女SFクラブ
【フランケンシュタイン】の主題による変奏曲
https://sfklubo.net/frankenstein/ -
(実際は青空文庫)
最初は原典を読んでいたものの、読みにくさに根をあげて翻訳にスイッチ。しかし読みづらさは変わらなかった…。それに加え、不要と思われる描写も多かったけれど、普遍的なテーマが盛り込まれ、いろんな意味で興味深い作品だった。何しろこれが18世紀に、19歳の女性が書いたというのは驚異的。 -
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