魔界屋リリ-魔界プリンスの誘惑 (フォア文庫 B 379)

著者 : 高山栄子

• 金の星社 (2008年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[nihongohoshukoさんの感想 · 2022年10月28日]

■き047
＃魔界プリンスの誘惑―魔界屋リリー
＃1階本棚
＃小学校中学年

■出版社からの内容紹介
リリーは『魔界屋』の店番をしていた。ひとりでうとうとしていると、まるで夢のように美しい男の人におこされる。魔界からきたライト王子だ。悪魔が魔界人におそいかかり、魔界を守れる実力者たちも、悪魔術でとじこめられてしまった。リリーの魔界能力が必要になり、むかえにきたというのだが…。人気沸騰中!どきどき魔界ファンタジー、第九弾。

＃158ページ
＃寄付本

[enikkiさんの感想 · 2010年1月4日]

「そんなにガーガーわめかないで！　あたしのためって、なんにもたのんでないのに、かってな心配ばかりしないでよ！」
　リリーだって、ゲンカイだった。胸がいっぱいいっぱいで、あふれそう。
　なにもかも、ぶちまけたい。おかあさんが、死んだと思っているおとうさんは、ちがう世界で生きていること。体も魂もなくしてしまって、声だけしかないことを。どんなにとりかえしたくてもできなくて、リリーをおいてきてしまったことも。胸にとじこめているのが、苦しすぎる。

著者プロフィール

東京都に生まれる。兵庫県在住。おもな作品に、「カボちゃん」シリーズ（理論社）、『シュークリーム星のオヒメサマ』（佼成出版社）、「あらいくん」シリーズ、「魔界屋リリー」シリーズ、「霊界教室恋物語」シリーズ（金の星社）など多数。

「2016年 『おばけのばけひめちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」