文献世界の構造: 書誌コントロール論序説

著者 :
  • 勁草書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326000210

作品紹介・あらすじ

文献の発生、流通、利用、さらには図書館における収集、組織化、提供を総合的に捉える"書誌コントロール"の概念と実際を徹底的に解説する。

感想・レビュー・書評

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  • 0円購入2005-10-27

  • 根本先生は図書館に関して色々な視野から研究されていて、例えば『情報基盤としての図書館』など図書館員なら深入りできる御著書が多い。だが、この本は他ではあまり見ない書誌コントロールについて論じているが、実務で関わっている私でも難解に感じた。(それは私が不勉強なだけ?)

  • 学生さんの興味のあるテーマに関連するとのことで、とりあえず特に関係する章だけはきちんと読んでおこうと思い手に取る。
    ウィルソンの書誌コントロール論と、根本先生によるその展開が出てくる2章・3章を読んだ。

    ◯2章
    ・しょっぱなの書誌コントロール=力を支配する力、という話がなるほどなあ、と

    ・Work、Text、Examplerの区分:
     ・そのうちTextを書誌コントロールの対象に位置づける。この話ってFRBRに影響してるのかな

    ・実効的コントロール:Textが読む人に与える価値を手がかかりにコントロールすること(p.76)

    ・p.87「書誌が実効的コントロールのツールとして限界があるとすれば、むしろ、そうしたフォーマルなツールにしがみつくよりも、人的なものを追求した方が良い」

    ◯3章:作品とテクスト
    ・ウィルソンの論の根本先生による展開
    ・アレントとかバルトとか出てくる。やっぱ手出さないとかあ・・・

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著者プロフィール

慶應義塾大学文学部教授/東京大学名誉教授

「2019年 『教育改革のための学校図書館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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