図書館情報学

制作 : 上田 修一  倉田 敬子 
  • 勁草書房
3.67
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本棚登録 : 60
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326000388

作品紹介・あらすじ

図書館情報学の概念・用語を体系的に記述した最新テキスト。図書館情報学を初めて学ぶ人や、実務に携わる人のための概説書の決定版。近年の動向を捉え、情報メディア、情報を組織化し検索する仕組み、図書館サービスや運営の実務等について詳しく解説する。

感想・レビュー・書評

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  • 大学で図書館情報学を学んでから約4年。
    しばらく学術情報流通から遠ざかっていたので、現代の図書館界の状況を把握するために読みました。

    ざっと図書館情報学の全体像をつかむのにぴったりの1冊です。
    2013年2月刊行なので、最近の話題までカバーされています。
    特に電子リソースは私にとっては苦手分野なので、学生時代の復習とここ数年の新しい動きを勉強、勉強。

    読んでみると「そういえばこんなこと習ったなぁ…」ということばかり。
    …どれだけ忘れていたかがわかって、苦笑いでした。

  • ところどころ引用メモを残しつつのろのろと読み進めて、やっと読み終わった。基礎的な情報はほぼまとまってるし、きっと教科書として使ってる講義もあるのだろうなぁ。
    普段関わらない業務や館種に関連する話題、歴史や他国などの事情についてはどうしても手薄になりがちなので、復習にもなったし、読んでよかった。

  • 2015 1/1パワー・ブラウジング。
    ずっと読まねばと思いつつなかなか時間のとれなかった本。やっと読めた・・・PBだけど。
    授業でよく使うけど、ばしっと通りやすい説明が出しにくい用語の説明をとってくるのにとても良い教科書。
    学生時代にちゃんと習った覚えはある、けどまとまった出典をとってくるには当時のレジュメひっぱりだしてくるしかなかったような内容もまとめられていて、とても有難い。

    要追加調査:Sanda Erdelezの「情報遭遇」(information encountering)まわりを調べておく

  • 本書は、「図書館」でも「図書館概論」でもなく、
    「図書館情報学」の本です。

    図書館情報学の主要テーマを網羅的にカバーしており、
    バランスもとれている、とてもよい入門書だと思います。

    全体的にわかりやすく、スラスラ読めました。
    図書館情報学をこれから学ぶ学部生、または、ざっと復習したい方にオススメです。

    ===目次===
    はしがき

    1章 図書館情報学とは
     1.1 図書館情報学
     1.2 情報とは
     1.3 情報システムと社会,情報政策
     1.4 情報の制度
     1.5 図書館情報学の研究
     1.6 図書館情報学の教育機関

    2章 情報メディア
     2.1 情報メディアとは
     2.2 本
     2.3 パブリックコミュニケーション
     2.4 情報メディアのデジタル化
     2.5 インターネットとウェブ
     2.6 学術コミュニケーション
     2.7 情報メディアの保存

    3章 情報の組織化と検索
     3.1 情報検索とは
     3.2 情報資源の組織化
     3.3 情報検索の理論
     3.4 情報検索の実際

    4章 情報の利用
     4.1 メディアの利用
     4.2 読書
     4.3 学術情報の利用
     4.4 情報行動

    5章 図書館
     5.1 図書館の役割と機能
     5.2 図書館の業務
     5.3 図書館の運営

    あとがき
    索引凡例
    欧文索引
    和文索引
    =======

  • はしがきには「図書館情報学を初めて学ぶ人たちが、図書館情報学の全体像をつかむことができるようにすることをこの本は目指しています」とあります。そのはしがき通り、図書館情報学という学問はそもそも何か、ということから情報学メディアについて、情報の組織化や利用、そして図書館の基礎的なことについて幅広く書かれています。

    図書館「情報」学なので、情報に関する内容がやはり多く、全5章の内3章が情報に関わるもの。「図書館」のタイトルに惹かれて読むと面食らうかもしれませんし、ある程度情報メディアやITについての知識が無いと難しい部分もあります。

    自分は図書館に勤めていて、「図書館についてもう1度学び直したい」と思い読みました。出版年が新しいので直近の状況も踏まえつつ、歴史的な流れもわかり、大変勉強になりました。

  • 図書館の役割って、どんな風に変っていくのかなぁ、、、「ラーニング・コモンズ」も必読だな、多分。

    勁草書房のPR
    「図書館情報学を初めて学ぶ人や、実務に携わる人のための概説書の決定版。「図書館情報学とは何か」から始め、情報の概念、本や新聞・放送、インターネット、ウェブ等の情報メディア、情報を組織化し検索する仕組みなどについて詳説する。そして情報を収集、伝達、提供する社会的機関としての図書館の役割やその実際について述べる。」

    大学通信 大学の新たな「知の拠点」――新図書館が続々誕生(大学プレスセンター)
    大学の知が集積する図書館。近年オープンの新図書館では、所蔵図書や閲覧席を充実させるだけではなく、学習をサポートするための設備やサービスなどにも工夫を凝らし、従来にはなかった新しいタイプの「学びの場」づくりに取り組んでいる。
    【東京経済大学、武蔵野大学、明治大学、立教大学、大阪経済大学】
    http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=4810#.UR19MfJw6So

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