書物としての新約聖書

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著者 : 田川建三
  • 勁草書房 (1997年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (745ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326101139

書物としての新約聖書の感想・レビュー・書評

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  • 新約聖書学者の田川健三の大著。新約聖書を宗教書としてではなく、歴史的書物として分解し考察する。近代化と多元主義の啓蒙の中で、聖書の神性も客観的に暴かれ、人口の書物として眺められ続けている。日本の新約聖書学者としては名実共に第一人者である田川だが、相変わらずの皮肉節も炸裂して刺激的な一冊になっている。

    年号で表すのも困難な古代を、時系列を丁寧に整えながらその思想内容と当時の時代性、歴史性を読み取っていくその仕事は舌を巻く。途中専門的に過ぎて意識が飛びそうになったが、何とか読み終えた。


    17.9.6

  • キリスト教に興味はなかったのですが、読みだすと止まらない。
    面白い。読む価値ありの本です。

  • 最初に買った、田川本。

    著者の弁によると・・・

    『書物としての新約聖書』の続編。というよりも、『書物としての……』は新約聖書概論のうちの序論の部分。次に書くのが本論。
     まあ、 要するに、 新約聖書の諸文書とはこういうものです、 ということ。
     しかし、 書いていて思うのですが、 新約聖書が事実としてどういうものであるのか、日本語の読者にはほとんどまともに伝えられていない、 というのが実情でしょう。これだけは何とかしないといけない。 大変な仕事ですが。

    ・・・・・・・・・・・

    つまりね・・・近々、「新約聖書概論」というのが刊行を予定されていて、その序論にあたるのが本書、「書物としての新約聖書」であると、そういうことなんだそうだ。
    「新約聖書概論」の方は、刊行が遅れているのです。
    なぜ、遅れているのか・・・ということについても、著者本人のHPで書かれていましたが、「・・概論」を書くということは、いろいろと参照してもらう聖書箇所が出てくると・・・それなのに参照に値する訳出された日本語聖書はまだ無い。
    そこで、先に新約聖書の日本語訳に精を出す・・・ということのようです。
    (それが、書棚にもある「新約聖書 訳と註」)
    どっちにしても、大変すぎる仕事ではあります。

    (この項、書きかけ)

  • 新約聖書をめぐる基本的な問いに答える、というのだが大変分厚い本。で、読んでみるとたしかに含蓄も深く、ちゃんと勉強する気ならこの本を読まずにものを言うのは不遜だと思う、そういうレベルの本。
    素晴らしい。逆にお手軽にものを知りたい、という人には向かない。もっともこういう問題をお手軽に知りたい、という考え方自体が不遜きわまりないが。
    ともかく新約聖書について何か責任ある意見を持とうと考えるのなら、これは必読の書である。

  • 新約聖書の正典の成立から、翻訳論にいたるまで興味深々の一冊。

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