- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784326102167
作品紹介・あらすじ
過去の歴史を推定する系統学の方法論を、生物だけでなく広く一般的に文化構築物の時空的変化にも適用できないか?学問の壁を超え、系譜の復元に着目して文化進化をめぐる問題群を統一的に解決しようとする文化系統学は何をもたらすのか。言語や写本、建築様式や美術図像、さらには人間社会の政治体制まで、具体的な実例を満載した1冊。
感想・レビュー・書評
-
↓貸出状況確認はこちら↓
https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00196946詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文化の進化に関する研究は、系統学として多くのテーマやアプローチが挙げられることを知った。生物学で非常によく使われている系統学的なアプローチは、実は文献学や言語学で古くから行われてきたという。そこへ、今、生物における系統学と同じアプローチが持ち込まれており、幅広い系統学の応用が今後も続くだろう。本書は基本的にはケーススタディを扱っているが、系統学の理論的な歴史背景にも触れられており、これらの基礎を学ぶ上でも参考になりそうだ。
-
ツリー(系統樹)、ネットワーク図にして変遷を俯瞰したいのはわかるが、パラメータの決め方で結果が変わる部分も有りそうだし、面白い事実は目視や他の実験によるものだったり、まだ科学というにはきつい。
社会学などでも理工ツールを使ってそれらしい結果が出てくるようになったけど、どのようにやったか元データから追えないと、何とも言えない印象。
科学論文と違って追試がほとんど行われない、というのも大きいのだろうか。 -
#系統学 #系統樹
120715朝日新聞書評 -
貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784326102167