reinouさんの感想
2017年1月6日
養護教育(現特別支援教育)の歴史的経緯、現状、平成12年から実施されたモデル事業の概要(①校内委員会の設置、②巡回指導、③専門家チームの設置)や実態(通常学級在籍者の中で学習・行動面で困難を抱えている児童生徒への指導方法の検証)を解説。良くも悪くもお役所的な文章である。制度の概要を知るには有益だが、個別具体的な方法論は余り見えてこない。関係省庁間の連携、民間(親の会、NPO法人)との連携、地方と国との連携と書かれてあるが、具体的な手順、文科省における「plan-do-seeサイクル」が不明である。
筑波大学人間系教授(知的・発達・行動障害学分野)。国立特別支援教育総合研究所、カリフォルニア大学UCLA、文部科学省、兵庫教育大学、国立特別支援教育総合研究所などを経て、2014年4月より現職。博士(教育学) 「2020年 『障害者・障害児心理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」