民主主義対民主主義 [原著第2版]: 多数決型とコンセンサス型の36カ国比較研究 (ポリティカル・サイエンス・クラシックス)

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制作 : Arend Lijphart  粕谷 祐子  菊池 啓一 
  • 勁草書房 (2014年6月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326302338

民主主義対民主主義 [原著第2版]: 多数決型とコンセンサス型の36カ国比較研究 (ポリティカル・サイエンス・クラシックス)の感想・レビュー・書評

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  • 【目次】
    ポリティカル・サイエンス・クラシックス刊行にあたって(河野勝・真渕勝) [i-ii]
    訳者はしがき(2014年4月 粕谷祐子 菊池啓一) [iii-v]
    第2版日本語版への序文(2013年2月 カリフォルニア州サンフランシスコにて アレンド・レイプハルト) [vii-xii]
    目次 [xiii-xviii]
    国名略称リスト xix


    第1章 はじめに 001

    第2章 民主主義体制のウエストミンスターモデル 007
      1. イギリスのウエストミンスターモデル
      2. ニュージーランドのウエストミンスターモデル
      3. バルバドスのウエストミンスターモデル

    第3章 民主主義体制のコンセンサスモデル 027
      1. スイスとベルギーのコンセンサス型民主主義
      2. EUのコンセンサス型民主主義

    第4章 36の民主主義体制 041
      1. 民主主義体制の定義
      2. 36ヵ国の多様な民主主義体制

    第5章 政党制:二党制と多党制 053
      1. 有効政党数
      2. 同盟関係にある政党
      3. 派閥化した政党
      4. 36ヵ国の政党制
      5. 補遺:政党間競合の争点次元

    第6章 内閣の類型:執政権の集中と共有 069
      1. 連立理論
      2. 少数内閣または過大内閣形成のインセンティブ
      3. 少数内閣
      4. 大統領制における内閣
      5. 大連立,「象徴的」閣僚,「部分的」連立
      6. 36ヵ国における内閣の類型
      7. 内閣と政党制
      8. 補遺:首相の権限

    第7章 執政府と議会の関係:優越と均衡の諸形態 091
      1. 議院内閣制と大統領制
      2. その他の議院内閣制と大統領制の違い
      3. 権力の分立と均衡
      4. 執政府と議会の権力関係の測定
      5. 内閣の類型と存続期間
      6. 補遺:国王と大統領

    第8章 選挙制度:比例代表制と単純多数制・絶対多数制 111
      1. 議席決定方式
      2. 選挙区定数
      3. 阻止条項
      4. その他の重要な選挙制度の特徴
      5. 非比例性指数
      6. 大統領制における非比例性指数
      7. 36ヵ国での非比例性指数
      8. 選挙制度と政党制

    第9章 利益媒介システム:多元主義とコーポラティズム 135
      1. コーポラティズムの凋落?
      2. 36ヵ国における利益集団多元主義とコーポラティズムの程度の測定
      3. 利益媒介システム,政党制,内閣の類型

    第10章 権力分割:連邦制と分権 149
      1. 連邦制と分権
      2. その他の連邦制・分権の指標
      3. 連邦制と民族自治
      4. 連邦制と制度的実験

    第11章 議会:立法権の集中と分割 161
      1. 一院制と二院制
      2. 二院制の多様性
      3. 強い二院制 対 弱い二院制
      4. 36ヵ国の議院構造
      5. 議院構造指数と連邦制・分権指数

    第12章 憲法:改正過程と違憲審査 175
      1. 成文憲法と不文憲法
      2. 軟性憲法と硬性憲法
      3. 違憲審査
      4. 違憲審査と司法積極主義
      5. 憲法の硬性度と違憲審査
      6. 補遺1:国民投票とコンセンサス型民主主義
      7. 補遺2:権限の強い最高裁判所と憲法裁判所の内部の観察

    第13章 中央銀行の独立性 195
      1. 中央銀行の任務と権限
      2. 中央銀行の独立性の測定
      3. 中央銀行:国内制度か国際制度か
      4. 連邦制と中央銀行の独立性

    第14章 民主主義体制の二次元概念図 207
      1. 民主主義体制の二次元パターン
      2. 民主主義の概念図
      3. 概念図の解釈
      4. 概念図における各国の位置変化

    第15章 ガバナンスヘの帰結:コンセンサス型民主主義はより有効なのか 221
      1. 仮説と暫定的分析結果
      2. コンセンサス型民主主義と有効性の高い意思決定
      3. コンセンサス型民主主義と社会的暴力の抑制
      4. コンセンサス型民主主義の連邦制次元の影響

    第16章 民主主義の質と「より寛容な」民主主義:コンセンサス型民主主義には効果がある 239
      1. コンセンサス型民主主義と民主主義の質
      2. 女性の代表
      3. 政治的平等
      4. 選挙への参加
      5. 民主主義への満足度
      6. コンセンサス型民主主義のより親切で寛容な性質

    第17章 結論と提言 259
      1. グッド・ニュース
      2. (一見したところ)バッド・ニュース
      3. それでも楽観的になれる理由

    補遺 民主主義体制の類型を形成する二次元とそれらを構成する10変数(1945-2010,1981-2010) 269

    参考文献 [273-293]
    事項索引 [295-306]
    人名索引 [307-310]

  • 多数決型かコンセンサス型か。

    この本の良いところは比較政治学的なフォーマットがここに全て羅列されていること。
    後はこの区分けをレイプハルトがしたことは偉大だと政治学徒が言っていてそんなものなのかと。
    他の政治学の本を読む上でも、最初に読んでおいて損はない。

  • 実は民主主義には二種類あって、
    ほんのわずかでも多数になった勢力が全てを掌握する「多数決型民主主義」と
    できるだけ幅広い勢力を意志決定に加えようとする「コンセンサス型民主主義」
    に分類できる。そして後者の方がよりよい社会を作り出す可能性が高い、という論を立てている本です。

    主たる部分では、日本を含む36カ国の民主主義体制を詳細に分析して、それぞれがどっちにどれだけ寄っているか、その結果どういう社会になっているかを分析しています。私は統計学がさっぱりなので(「バリマックス直交回転」って何!? 笑)この辺り、くわしい方が読めばもっと面白いかもしれません。

    読了後、比較的コンセンサス型だった日本が、’90年代半ば以降、全力で多数決型に突き進んでいるのがとても不安になってきました。

    ……小選挙区制、やめない?

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民主主義対民主主義 [原著第2版]: 多数決型とコンセンサス型の36カ国比較研究 (ポリティカル・サイエンス・クラシックス)の作品紹介

狭い体験に依拠する印象論を排し、データにもとづいて民主主義を語る。小選挙区制、二大政党制、議会に対する政府の優越などのイギリス型デモクラシーを理想視する通説に異議を唱え、民主主義の多数決型とコンセンサス型の類型を世に広めた政治学の名著。最新のデータを取り入れ、分析にますます磨きをかけた、待望の第2版。

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