共同研究開発と産業政策

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  • 勁草書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326501410

作品紹介・あらすじ

本書は過去20年間、きわめてダイナミックな展開を見せた共同研究開発をとりまく諸問題に関する実証分析の試みである。共同研究開発とは複数企業が協力して新しい科学技術情報を得ようとするもので、2企業間での研究開発テーマの重複回避のための取り決めという簡単な形から、ある産業に属するほとんどの企業が出資して共同研究所を設立するコンソーシャと呼ばれるものまで、さまざまな形態がある。本書では1980年代以降の日本、アメリカ、ヨーロッパにおける共同研究開発の現状と産業政策との関係を詳細に分析する。ここで、産業政策とは、産業構造を人為的に変更する政策を意味し、競争政策(独占禁止政策、反トラスト政策)と産業育成政策の両者を含んでいる。

著者プロフィール

宮田由紀夫(みやた ゆきお)
1960年 東京生まれ
1983年 大阪大学経済学部卒業
1987年 University of Washington (Seattle) 工学部(材料工学科)卒業
1989年 Washington University (St. Louis) 工業政策学研究科修了
1994年 同経済学研究科修了(経済学Ph.D.)
大阪商業大学、大阪府立大学勤務を経て現在、関西学院大学国際学部教授

専  門 産業組織論、アメリカ経済論
主な著作
『アメリカにおける大学の地域貢献─産学連携の事例研究─』中央経済社、2009年。
『アメリカのイノベーション政策─科学技術への公共投資から知的財産化へ─』昭和堂、2011年。
『アメリカの産学連携と学問的誠実性』玉川大学出版部、2013年。
『アメリカ航空宇宙産業で学ぶミクロ経済学』関西学院大学出版会、2013年。
『暴走するアメリカ大学スポーツの経済学』東信堂、2016年。

「2019年 『アメリカにおける国家安全保障と大学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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