生命学に何ができるか: 脳死・フェミニズム・優生思想

著者 :
  • 勁草書房
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本棚登録 : 99
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326652617

作品紹介・あらすじ

生命世界を現代文明との関わりにおいて探り、みずからの生き方を模索する知の運動。

感想・レビュー・書評

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  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/206088

  • 名著。倫理をやりたい人以外にも、医療に携わりたい人には薦めたい。

  • 第6章で、田中美津における「男性幻想」と、青い芝の会など障害者における「健全者幻想」を例に、両者の思想的の近親性をといているのが面白い。優生学、人工妊娠中絶など生命倫理の基本的なトピックについて、丁寧な文章で、さまざまな先行研究をたどりながら筆者の考えが述べられていて、理解しやすい。

  • この本に書かれていることは、あくまでも著者の意見。こういう問題では、絶対的に正しい答えなんてないから、読んだ後に自分自身で再考しないといけないです。読みやすいです。

  • 特に脳死に関する論考は非常に刺激的で一読の価値あり。
    すべてに賛成はできないけど、心揺さぶられる本であることは確か。色々考えちゃいます。

  • ¥105

  • 非常に読み応えがあり、興味深い内容だった。
    著者の背景にも興味をもった。

  • 浅くてもいいから広く知識を深めましょう。

  • 未読破

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著者プロフィール

1958年高知県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。大阪府立大学にて、博士(人間科学)。東京大学、国際日本文化研究センター、大阪府立大学現代システム科学域を経て、早稲田大学人間科学部教授。哲学、倫理学、生命学を中心に、学術書からエッセイまで幅広い執筆活動を行なう。著書に、『生命学に何ができるか――脳死・フェミニズム・優生思想』(勁草書房)、『増補決定版 脳死の人』『完全版 宗教なき時代を生きるために』(法藏館)、『無痛文明論』(トランスビュー)、『決定版 感じない男』『自分と向き合う「知」の方法』(ちくま文庫)、『生命観を問いなおす――エコロジーから脳死まで』(ちくま新書)、『草食系男子の恋愛学』(MF文庫ダ・ヴィンチ)、『33個めの石――傷ついた現代のための哲学』(角川文庫)、『生者と死者をつなぐ――鎮魂と再生のための哲学』(春秋社)、『まんが 哲学入門――生きるって何だろう?』(講談社現代新書)、『生まれてこないほうが良かったのか?』(筑摩選書)ほか多数。

「2022年 『人生相談を哲学する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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