ジェンダー化される身体

著者 :
  • 勁草書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326652648

作品紹介・あらすじ

ジェンダー二元論の規範の中で、"女"や"男"の身体はどのように生き、抵抗してきただろうか。生物学的宿命論もバトラー流の幻想論も拒否して"女"の身体にこだわる。

感想・レビュー・書評

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  • 序章 性差を持つ身体の構築
    第1章 性差の歴史学―女性史の再生のために
    第2章 産むも地獄、産まぬも地獄の…
    第3章 身体史の射程―あるいは、何のために身体を語るのか
    第4章 女の解剖学―近代的身体の成立
    第5章 フェミニズムと生物学―ヴィクトリア時代の性差論
    第6章 男の性と生殖―男性身体の語り方
    第7章 子殺しの論理と倫理―ヨーロッパ社会史をもとに
    第8章 「堕ちた女たち」―虚構と実像
    第9章 性の衛生学―ヴィクトリア朝の買売春と性病
    第10章 美と健康という病―ジェンダーと身体管理のオブセッション

  • ◆6/30オンライン企画「人間関係のデモクラシー -“家族”から思考する-」で紹介されています。
    https://www.youtube.com/watch?v=Hb8Oqmmxsvw
    本の詳細
    https://www.keisoshobo.co.jp/book/b26435.html

  • 三葛館一般 367.2||OG
     
    保健看護学部 西村賀子先生 『図書館報 みかづら』9 号(2006)より
    『近代以前の社会では子殺しや捨て子は今よりずっと頻繁で、古代ギリシアでも嬰児遺棄が普通に行われた。自分の産んだ赤ちゃんをわざと死なせるなんて、と私たちは絶句せずにはいられない。だが荻野美穂『ジェンダー化される身体』によると、子殺しは古代には積極的善とみなされ、近代以前の社会でも必要悪として容認されていたという。』

    和医大OPAC → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=41253

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著者プロフィール

1945年、中国・青島生まれ。大阪大学大学院文学研究科教授。専攻は女性史、ジェンダー論。著書に『生殖の政治学』(山川出版社)、『中絶論争とアメリカ社会』『「家族計画」への道』(ともに岩波書店)、『ジェンダー化される身体』(勁草書房)など。

「2009年 『〈性〉の分割線』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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