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- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784326653089
感想・レビュー・書評
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脱アイデンティティを模索しようとすれば、アイデンティティの罠に絡め取られる、ということだろうか?悪い印象がない論文もあるけれど、結局、個人的に勉強になったと思ったのは、上野千鶴子が書いた序章。ただし、あくまで「お勉強」の意味で、参考になる。脱アイデンティティを模索することは、凡庸なオチを呼び込まざるを得ない野かも知れない、という暗澹たる気分になった一冊。
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上野千鶴子から三浦展迄学際的な論も含む「賞味期限切れ」概念の論文集。複数の私という視点に到達する為に近代的自我同一性文化=言語に苦闘するさま、ご苦労様。学問アイデンティティの渦中な論者達の自己昇華言及? いやだからこの地では、言語外文化な下々は常に複数の場にふさわしい「ふるまい」をする言語外対処法=型に倣うことで、劣位のアタシさがしアイデンティティ抜きで生き延びてきたんだけど、、、そゆ視点はすっかりヌケてポモ止まりつーのは、いかがなものか。