日本型近代家族―どこから来てどこへ行くのか

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著者 : 千田有紀
  • 勁草書房 (2011年3月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326653614

日本型近代家族―どこから来てどこへ行くのかの感想・レビュー・書評

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  • 4章までは面白く読めましたが、5章、6章となると難しく、さすが博論と言った感じ。「あたしの研究したいことに近いな~この先生。」と思っていましたら、放送大学の特別講義(ラジオ)に先生の講義がありました。嬉しくてテンションMax(爆)

  • 「近代家族」を知識社会学的に追ったものになる。あとがきによると、本書は博論の書籍化に当たるようだが、噂によると先生の博論はかなり長大なものらしいので、かなりリファインされたものになっていると思う。
    第四章までは、近代家族の知識社会学的研究ということでまとまっているが、残りふたつ、第五章と第六章はとってつけた感がある。もちろん、家父長制と核家族の知識社会学的研究ということで、第四章までの近代家族論とそう離れているわけではない。部ごとに綺麗に分かれているといわれればそれまでだが。

  • 新聞に紹介されていたので一般向きと思って手に取ったのだけれど、社会学をやっている人向きだった。かいつまんで教えてよーという気持ちでわからない個所は飛ばしながら読んでしまったのだけれども、門外漢でも面白く読める個所がいくつか。

    「近代家族」の規範の、ロマンティックラブ・イデオロギーについての説明が興味深かった。愛・性・生殖をセットにして結婚でくくるって、うまくいけばいいけど、いかないことが多そう。三点が揃わないことで苦しむことはままあるだろう。でも、「こんなの明治以降の流行りだし」って思って真に受けないでおくという選択肢もあるのだ。

    日本の社会制度は「近代家族」を単位に設計されているから、規格外の道を選ぶと割りを食うことがあるだろう。でもそれは現在の日本の規則であって、絶対的な真理ではない。それを知るだけでもちょっと気分がいい。

    「人間はそういうもの」「日本人は伝統的にこうやってきた」というようなもやんとした「常識」に違和感があったら、その違和感は持ち続けていい。そういう違和感を研究して、成果を出しているひとたちがいるのだからありがたい。

  • 日経書評 「母性」も明治に入って海外から輸入された概念。家族のあり方は時代の制約のなかでつねに移ろっており、普遍化されたものではない。あらゆるタイプの家族を社会が公認して、既成の家族像に縛られることなく人々が生きていける、選択と寛容が求められる

    本書が、近代家族像として醸成された三つの規範とするのが、「夫婦間の絆の規範=ロマンティック・イデオロギー」「母子間の絆の規範=母性イデオロギー」「家族の集団性の規範=家庭イデオロギー」とする。これらは、いずれも社会の要請によって、実態とは別に理想像として仕立てられた家族像と指摘している。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、3階 請求記号361.63/Se58

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家の伝統、家父長制、ロマンティックラブ、核家族論から格差社会におけるポスト近代家族まで。日本型近代家族の謎を解きあかす。

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