快読・日本の美術: 美意識のルーツを探る

著者 :
  • 勁草書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326851720

作品紹介・あらすじ

縄文と弥生。モノクロのわびさび文化とカラフルな浮世絵世界。桂離宮と日光東照宮。天心と宗悦。一筋縄ではいかないアート・ニッポン。この対極的な美意識を、ウィットをまじえて骨太に語る。

感想・レビュー・書評

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  • 本書を読んで、今まではただなんとなく"美術史は歴史からどこか独立したもの"として見ていたことに気が付きました。
    きちんとその時代時代と呼応している美術たちは歴史とは切っても切り離せない、まさに人と同じく「生きている」ものなのだなぁ、と反省しきりです。

    とても面白いし分かりやすい。
    これはぜひ教科書代わりに手元に残しておきたい一冊。

  • 『201210 美術強化月間』

    ああ、面白い。
    ひとつの時代は常に前の時代を否定して現れる。
    連綿と続く歴史はまるで絵巻物。

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著者プロフィール

神原 正明(かんばら まさあき) 
1952年大阪に生まれる. 神戸大学大学院文学研究科修了. 西洋美術史・図像学専攻. 現在:倉敷芸術科学大学芸術学部教授. 著書:『ヒエロニムス・ボスの図像学』(人文書院), 『天国と地獄』(講談社), 『ボスの「快楽の園」を読む』(第13倫雅賞・河出書房新社), 『快読・西洋の美術―視覚とその時代』『快読・日本の美術―美意識のルーツを探る』『快読・現代の美術―絵画から都市へ』(すべて勁草書房). 共著:『芸術学フォーラム・西洋の美術』(勁草書房), 『名画への旅・北方ルネサンス』(講談社), 『世界美術大全集・北方ルネサンス』(小学館)ほか.

「2019年 『ヒエロニムス・ボス 奇想と驚異の図像学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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